『イングロリアス・バスターズ』(原題 "Inglourious Basterds") を観た。
ちょっと長いと感じたけれど、実際の上映時間は151分とちょっとどころじゃなく長かった。実際より短く感じたのは、その分後半の爆発力があったからだろう。対照的に、前半~中半はじりじりとした展開が続くため、長く感じたのかもしれない。
全体を通してアンチな映画だった。定石というかステレオタイプというか、その種の通念は、淡泊なまでにあっさりと裏切られる。この無情感は、西尾維新と共通のものを感じる。ブラックな描画も多々あったし、観る人(観て後悔しない人)を選びそう。
本作が面白いのは、そのステレオタイプを中立化させようとしていないところ。脚本も映像も逆に吹っ切れている。Inglorious Bustardsがひょろひょろで格好良くて正義で酷い。
ちょっと長いと感じたけれど、実際の上映時間は151分とちょっとどころじゃなく長かった。実際より短く感じたのは、その分後半の爆発力があったからだろう。対照的に、前半~中半はじりじりとした展開が続くため、長く感じたのかもしれない。
全体を通してアンチな映画だった。定石というかステレオタイプというか、その種の通念は、淡泊なまでにあっさりと裏切られる。この無情感は、西尾維新と共通のものを感じる。ブラックな描画も多々あったし、観る人(観て後悔しない人)を選びそう。
本作が面白いのは、そのステレオタイプを中立化させようとしていないところ。脚本も映像も逆に吹っ切れている。Inglorious Bustardsがひょろひょろで格好良くて正義で酷い。