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おもしろい映画 - ワンダーウーマン

「『ワンダーウーマン』(原題 "Wonder Woman") を観てきたよ、DCエクステンデッド・ユニバース (DCEU) 4作目!!」

「これまでに公開されたDCEU作品はこの3本ですね」
  1. 『マン・オブ・スティール』
  2. 『バットマン vs スーパーマン』
  3. 『スーサイド・スクワッド』
「これまでのDCEU作品の中で一番おもしろかった。それどころかDCEU作品かどうかを抜きにしてもよかった!!」

「おもしろかったですねー」

「予備知識なしで支障なく楽しめるよ、きっと」

「DCEU作品の一部だと意識させられるのは、最初と最後のわずかなシーンだけでしたね」

「だからこそ周辺のノイズが多いのが勿体ない。それで、劇場への足が遠のいているのではないかと思うともう――」

「このあとネタバレを含む愚痴めいた雑談が続いたのでカットしますね」


「今はDCEUの話をしているんですから、マーベル作品は少し置いておきましょうか」

「マーベル作品だけれど、デッドプールはじめX-MENはMCUじゃないから、ちょっと待って」

(このあとはDCEUと関係のない独り言だったのでカットしますね)

「観終わった今だと、現実での本作と作中のダイアナの立ち位置がダブって見える」

「騒いでいるのは周りだけ、と」

「監督もこんな風に言っているしなー」
私はワンダーウーマンが女性ヒーローだからやりたかったのではなくて、面白いキャラクターだからやりたかったんです
出典: 映画『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス監督にインタビュー! 「ワーナー・ブラザーズが最初に持ってきたストーリーは私のやりたいものではなかった」 | ギズモード・ジャパン
「おもしろい映画だから。それで十分なのかもしれませんね」

「それはそうかもしれないけれど、それはそれとしてここまでの話は一体」

「安心してください。ちゃんとカットしておきましたから」

「オマケ。落描き」

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