「『進撃の巨人13』を読んだよ。こう来たか!!」
「どう来たんですか?」
「敵は巨人だけじゃない、ということが前面に押し出された展開になった」
「ということは、人間ですか?」
「うん。巨人という共通の敵がいるからと言って、一枚岩になったりなんかしていなかった」
「外敵を遠ざけて閉鎖された空間を作れば、その中に膿が溜まるということでしょうか」
「どうなんだろう。そういう連中も描かれてはいるけれど、この後にフォーカスするのはそこではないような気がする。巨人を利用した権力の存在とか、その腐敗とか描かれるのかなぁ」
「ますますベクトルが内に向きますね」
「と、重苦しくなっていく中、サシャが相変わらずでよかった。あの状況でよくあんなことできるよなぁ。思い切りが良いというか向こう見ずというか」