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イタリア語でトマト

"The Pomodoro Technique (The Pomodoro Technique – Vintage Edition —からダウンロードできるPDFファイル)"を読んでいる。『ポモドーロテクニック入門』という日本語書籍もあるけれど、英語の勉強も兼ねて。

今、"1 The Context", "2 Material and Method"まで読んだところ。使ってみたいだけならチャプター2までで何とかなる。ここまでで、どんな目的でどんな道具を使ってどうやって行うかが分かる。残る"3 Result"と"4 Conclusions"は、それぞれこのテクニックを適用した結果と全体のまとめ。

肝は、「1ポモドーロ(=25分)とにかく集中して、5分休む」。これだけ。あとはこれをどう徹底するか、という工夫がまとめられている。例えば、ポモドーロの間に割り込んできたインタラプトは、簡単にメモだけして実行は以降のポモドーロにする。逆に、あと3分で作業が終わると思っていても、ポモドーロが終了したら、休みに入って、頭を使わない。シンプルでとても分かりやすい。

さらに深く適用(あ、ポモドーロが終わった)。

(5分後)

さらに深く適用することもできる。Webで日本語の情報を検索してみた限りだと余りまとまった情報がなくて、「1ポモドーロ(=25分)とにかく集中して、5分休む」くらいしか知らなかったけれど、こうして読んでみると、思っていたよりずっとシステマチックだ。毎日TODOリストの各タスクについて何ポモドーロ必要か見積もって、実際にかかったポモドーロと比較しながら、効率改善を図ったり、過少見積もりを防いだりしようというセルフマネジメントの方法まで書かれている。

あと、こういうテクニックが生まれた理由が、キチンと書かれているのもいい。天下りに感じていたルールに、ずっと納得がいくようになる。納得すると、守ってみようという気になれる。たとえば、ポモドーロが終わったら作業を終えるのを徹底しようとするのは、ポモドーロが終わっても作業を続けてしまうと、短期的には多くの作業ができるけれど、長期的にはその後のポモドーロの効率を低下させるかららしい。

というわけで、まずは25分集中して5分休むというペースを作ってみよう、とここ2日ほど試してみている。タイマーはInfobar A01にPomodroidoをインストールした。TODOリストは前から使っているから、それを流用することにした。このPDFにも書いてある通り、複雑さを増やすとそれだけ実行が難しくなる。

試して分かったことがいくつかある中で、いちばん面白かったのが、「5分休んで続きに取り掛かると、いい方法を思いつくことがある」ということ。思いついた瞬間は、夜中までうんうん悩んでいた問題が、翌朝あっさり解けたりする時に似ている気がする。

というわけで、面白くなってきたので、もう少し続けてみようと思う。あんまりガチガチにやろうとすると、続けられなくなるので、緩い感じで。

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