『夢違』を読んだ。
本書が描く世界では、他人の夢を記録・再生できる。登場人物達は、それを「夢札を引く」と表現している。何だかおみくじのような語感だけれど、れっきとした医療行為。
主人公の浩彰はそれを生業としている。逆に夢札を引いているのが、結衣子。彼女は、予知夢を見られるため、毎晩夢札を引いている。
物語はこの二人を軸に、SFのようなホラーのようなミステリーのようなファンタジーのような不思議なタッチで繰り広げられる。
500ページ弱と分厚いけれど、読みやすい文体と先が気になる展開とに後押しされて、二日で読み終えてしまった。
個人的にはもう少しSF・ミステリィ寄りだったらな、と思う。説明されないままのものが少なくない。映画"Mist"への言及があることを考えると、狙ってそうしているんだろうけれど。
本書が描く世界では、他人の夢を記録・再生できる。登場人物達は、それを「夢札を引く」と表現している。何だかおみくじのような語感だけれど、れっきとした医療行為。
主人公の浩彰はそれを生業としている。逆に夢札を引いているのが、結衣子。彼女は、予知夢を見られるため、毎晩夢札を引いている。
物語はこの二人を軸に、SFのようなホラーのようなミステリーのようなファンタジーのような不思議なタッチで繰り広げられる。
500ページ弱と分厚いけれど、読みやすい文体と先が気になる展開とに後押しされて、二日で読み終えてしまった。
個人的にはもう少しSF・ミステリィ寄りだったらな、と思う。説明されないままのものが少なくない。映画"Mist"への言及があることを考えると、狙ってそうしているんだろうけれど。