「ここ1ヶ月ほどコーネル大学式ノートを使っていたんだけど」
「なんですか、そのノート?」
「あ、簡単に説明すると、1ページが3つのエリアに区切られているノートのこと。3つのエリアに、メモ、確認すること、まとめを分けて書きましょう、という使い方が提案されている」
「何となく分かりました。で、そのノートがどうしたんですか?」
「合わないということが分かった」
「登場させた途端、こき下ろしますね」
「発想はその通りだと思うんよ。ただ、1枚の紙の上でそれをやるのが、今の自分には合わない」
「ちなみに、どう合わないですか?」
「まず、メモに使えるスペースが狭くなる。それから、確認することはできるだけその場で済ませたい。最後に、まとめは後でメモを元に電子ファイルで作っているから、ノートのまとめエリアは常に空白」
「3つのエリア全部に不満があるじゃないですか。」
「バランスが悪いのかな? 1つ合わなければ、残りも合わなるんじゃ」
「それはあるかもしれませんね」
「こういうノウハウは形だけ真似してもしっくりこないことが多い。自分が自然に実行できる形に合わせていった方が良い気がする。あーでも、そういう形に合わせるためにはまず型通りやらないと良いところ悪いところが見えない気も」
「守破離ですね」
「ズバリだね!!」
「ツッコミませんよ」