『経済物理学の発見』 を読んだ。 本書は全8章からなる。 経済物理学の手法について説明しているのは、主に3, 4章。 それ以前の1, 2章の役割は、導入と背景となる物理学の説明。5章以降は、経済物理学から得られた知見や、筆者の提言。 手法についてもう少し掘り下げて欲しかったと思うけれど、それ以上に、自分の本の選び方がよくなかったのだろうな、と思う。 手法について詳しく知りたかったら、新書じゃなくて専門書を読んだ方が良さそう。 ただ、読み物として面白かったし、経済物理学の誕生・発展の背景も分かりやすかった。 とっかかりとしては、良かったと思っている。