『潜水服は蝶の夢を見る』を観た。
主人公は、病気によって四肢が麻痺してしまった元ELLE編集長。
辛うじて動かすことができるのは、左目だけ。
そこで、順番に読み上げられるアルファベットに反応して、まばたきをすることで、自伝を書き上げた。
この作品はその自伝に基づいている。
まばたきだけで一冊の本を書き上げた主人公も根気強いが、そのためにアルファベットを読み上げ続けた周囲もそれに負けず劣らず根気強い。
シチュエーションだけ聞くと悲愴だが、話は淡々と進む。
主人公も悟りを開くことなく、テレビを消してしまった病院のスタッフに(心中で)悪態をついたり、綺麗な療法士に色目を使ったりする。
露骨に涙や感動を誘うような演出はない。
自分は、そこが良いと思う。
「さあ、泣いてくれ」と言わんばかりの見え見えの演出は好みじゃない。
それだけに、途中で挟まれる象徴的な映像に、裏側の意図を感じてしまったのが惜しかった。
主人公は、病気によって四肢が麻痺してしまった元ELLE編集長。
辛うじて動かすことができるのは、左目だけ。
そこで、順番に読み上げられるアルファベットに反応して、まばたきをすることで、自伝を書き上げた。
この作品はその自伝に基づいている。
まばたきだけで一冊の本を書き上げた主人公も根気強いが、そのためにアルファベットを読み上げ続けた周囲もそれに負けず劣らず根気強い。
シチュエーションだけ聞くと悲愴だが、話は淡々と進む。
主人公も悟りを開くことなく、テレビを消してしまった病院のスタッフに(心中で)悪態をついたり、綺麗な療法士に色目を使ったりする。
露骨に涙や感動を誘うような演出はない。
自分は、そこが良いと思う。
「さあ、泣いてくれ」と言わんばかりの見え見えの演出は好みじゃない。
それだけに、途中で挟まれる象徴的な映像に、裏側の意図を感じてしまったのが惜しかった。