世田谷美術館へ行って、『ブルーノ・ムナーリ ― 役に立たない機械をつくった男』展と『アフリカ現代美術コレクションのすべて』を見てきた。まずは前者から簡単に感想を。
幾何学的に構成された絵、モールのような作品(これが《役に立たない機械》)、絵本、タイポグラフィー作品などなど、作品形態の多様さに驚かされる。当時の新技術だったスライド(≠PowerPoint)を使った作品(今ならメディアアートと呼ばれるだろうか)もあった。
たまたま自分が最近知ったからか、何回かソ連の芸術を連想した。幾何学的な構成やタイポグラフィーからはロトチェンコ(ロシア構成主義)を、正方形から切り欠いたキャンバスを作りそこに図形を配置した《陰と陽》からはマレーヴィチ。より抽象的には、表現形態に拘泥しないところも共通しているように見える。
続いて『アフリカ現代美術コレクションのすべて』について、二言三言。
エル・アナツイ(El Anatsui)という方の《あてどない宿命の旅路》の不安定さが目を惹く。小さな地震かなにかで崩れたりしないのだろうか。それからアブラデ・グローヴァー (Ablade Glover) の《タウン・パノラマ》の密度。こういう作品、ずっと見ていられる。探せばWebで解像度の高い写真も見られるけれど、絵の具の厚みなんかもわかって直接見た方がおもしろい。
幾何学的に構成された絵、モールのような作品(これが《役に立たない機械》)、絵本、タイポグラフィー作品などなど、作品形態の多様さに驚かされる。当時の新技術だったスライド(≠PowerPoint)を使った作品(今ならメディアアートと呼ばれるだろうか)もあった。
たまたま自分が最近知ったからか、何回かソ連の芸術を連想した。幾何学的な構成やタイポグラフィーからはロトチェンコ(ロシア構成主義)を、正方形から切り欠いたキャンバスを作りそこに図形を配置した《陰と陽》からはマレーヴィチ。より抽象的には、表現形態に拘泥しないところも共通しているように見える。
続いて『アフリカ現代美術コレクションのすべて』について、二言三言。
エル・アナツイ(El Anatsui)という方の《あてどない宿命の旅路》の不安定さが目を惹く。小さな地震かなにかで崩れたりしないのだろうか。それからアブラデ・グローヴァー (Ablade Glover) の《タウン・パノラマ》の密度。こういう作品、ずっと見ていられる。探せばWebで解像度の高い写真も見られるけれど、絵の具の厚みなんかもわかって直接見た方がおもしろい。