『ルーヴル美術館展』に行ってきた。副題は『日常を描く――風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』。
フランス王立絵画彫刻アカデミーでは絵画をジャンル分けして、ヒエラルキーを構成する理論を作っていたらしい。歴史画が最上位で肖像画が次点。そこから風景画、静物画と続く。本展でフォーカスされている風俗画は、階級構造が作られた当初は顧みられることさえなかったとのこと。
風俗画というと日常の風景を切り取ったものと思っていたけれど、それだけに留まらなかった。むしろ、そうでないものの方が多かったくらい。沢山の作品には、象徴あるいは記号(シンボル)が描かれていて、教訓めいたメッセージが込められていた。ちょっと説教臭い。
こういう蘊蓄も面白かったけれど、写実的に描かれた服や動物のテクスチャの緻密さとか、窓から差し込む光が作る雰囲気とか、眺めているのも楽しかった。ただ、人が多くあまり落ち着いて観られなかったのが残念(休日昼前まで寝ていたせいで)。
フランス王立絵画彫刻アカデミーでは絵画をジャンル分けして、ヒエラルキーを構成する理論を作っていたらしい。歴史画が最上位で肖像画が次点。そこから風景画、静物画と続く。本展でフォーカスされている風俗画は、階級構造が作られた当初は顧みられることさえなかったとのこと。
風俗画というと日常の風景を切り取ったものと思っていたけれど、それだけに留まらなかった。むしろ、そうでないものの方が多かったくらい。沢山の作品には、象徴あるいは記号(シンボル)が描かれていて、教訓めいたメッセージが込められていた。ちょっと説教臭い。
こういう蘊蓄も面白かったけれど、写実的に描かれた服や動物のテクスチャの緻密さとか、窓から差し込む光が作る雰囲気とか、眺めているのも楽しかった。ただ、人が多くあまり落ち着いて観られなかったのが残念(休日昼前まで寝ていたせいで)。