テッド・チャンの『商人と錬金術師の門』を読んだ。本作は、短篇集『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』の一篇。
普段は一冊単位で感想を書くのだけれど、約50ページのこの一篇だけで感想を書くのは、『SFマガジン700【海外編】』の『息吹』で初めてテッド・チャンの作品を読んで、描かれている以上の世界を想像させられて打ち震えて、これだけを目的に本書を読んだから[1]。
これだけ期待していたにも関わらず、読み終えた今、全く裏切られていなくて、ビックリしている。この短篇集自体が時間SFをテーマに編集されているから、当然これも時間SF。幾つかの紋切り型が思い浮かぶくらいには読んでいるのだけれど、これはいい。こういう風になるとは想像できなかったのに、読んでしまうと自分の感覚にとてもしっくりくる。
『息吹』もそうだった。まさに読んでいる最中は驚かされるのに、読み終えるとすんなりと受け入れられて、描かれていないことにまで想像を広がっている。
普段は一冊単位で感想を書くのだけれど、約50ページのこの一篇だけで感想を書くのは、『SFマガジン700【海外編】』の『息吹』で初めてテッド・チャンの作品を読んで、描かれている以上の世界を想像させられて打ち震えて、これだけを目的に本書を読んだから[1]。
これだけ期待していたにも関わらず、読み終えた今、全く裏切られていなくて、ビックリしている。この短篇集自体が時間SFをテーマに編集されているから、当然これも時間SF。幾つかの紋切り型が思い浮かぶくらいには読んでいるのだけれど、これはいい。こういう風になるとは想像できなかったのに、読んでしまうと自分の感覚にとてもしっくりくる。
『息吹』もそうだった。まさに読んでいる最中は驚かされるのに、読み終えるとすんなりと受け入れられて、描かれていないことにまで想像を広がっている。
[1]でも活字中毒なので全部読む。