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たけなわ・どろなわ

ONE PIECE 66 (ジャンプコミックス)
「『ONE PIECE 66』を読んだよ。これで魚人島編が完結」

「どうでした?」

「うーん、気になったところが3つ。まず、あるシーンで名乗りを挙げたのがしらほし姫とジンベエだけだったというのが、悲しい。次に、トラブルになると分かっていたのに宴にお菓子が出されてしまったこと。最後に、”麦わらの一味”に譲った宝物の中のあるものに対するネプチューン達の無責任な対応」

「最後のはともかくとして、最初のは、しらほし姫に続こうとした気配もなきにしもあらずじゃないですか? 次のはもともと必要だった量には達していなかったので、いずれにせよトラブルになることは分かっていて、だったら”麦わらの一味”に、という判断だった可能性もあるかと」

「確かに、最初に声を挙げるとしたらその二人だし、全員が声を挙げても意味が無いしテンポも悪いもんなぁ。次のも、よく読んでみると「そこまで…」って魚人島の人が言っているから、いかにもありそう。最後のはともかくとして」

「最後のはどうにもならないので、話を変えましょう」

「そうだね。そうそう、本巻で海軍の状況が大分明らかになってたよ。次の元帥とか。でも、対峙するのは随分先の話になるんだろうなぁ」

「そうでしょうねぇ」

「次の舞台はパンクハザード。まだ上陸したばかりで、状況はほとんど不明。早く続き出ないかなぁ」

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北へ - ゴールデンカムイ 16

『ゴールデンカムイ 15』、『〃 16』を読んだ。16巻を読み始めてから、15巻を買ったものの読んでいなかったことに気がつく。Kindle版の予約注文ではままあること。 15巻は「スチェンカ・ナ・スチェンク」、「バーニャ(ロシア式蒸し風呂)」と男臭いことこのうえなし。軽くWebで調べてみたところ、スチェンカ・ナ・スチェンク (Стенка на стенку) はロシアの祭事マースレニツァで行われる行事のようだ[1]。それなりになじみ深いものらしく、この行事をタイトルに据えたフォークメタルStenka Na StenkuのMVが見つかった。 16巻では杉元一行は巡業中のサーカスに参加することになる。杉元と鯉登の維持の張り合いが、見ていて微笑ましい。鯉登は目的を見失っているようだが、杉元もスチェンカで我を失っていたので、どっこいどっこいか。なお、サーカス/大道芸を通じた日露のつながりは、実際にもこのような形だったようだ[2]。 個々のエピソードから視線を上げて、全体の構図を眺めてみると、各勢力がすっかり入り乱れている。アシㇼパは尾形、キロランケ、白石とともにアチャの足跡を辿り、そのあとを鶴見のもとで家永の治療を受けた杉元が鯉登、月島を追っている。今更だけれど、杉元やアシㇼパは、第七師団と完全に利害が衝突していると考えていないはずだった。一方で、土方一味も入墨人皮を継続。むしろ彼らの方が第七師団との対立が深刻だろう。さらに北上するキロランケはまた別の目的で動いているようだけれど、なんで尾形も一緒なんだっけ? 『進撃の巨人』に引き続き、これもそろそろ読み返す時期か。 [1] 5つの暴力的な伝統:スラヴ戦士のようにマースレニツァを祝おう - ロシア・ビヨンド [2] ボリショイサーカスの源流は、ロシアに渡った幕末日本の大道芸人たちにあった 脈々と息づく「クールジャパン」 | ハフポスト

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報復前進

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