『「ほめる」技術』を読んだ。
本書はコーチング・スキルの一つアクノリッジメント(Acknowledgement・承認)を紹介している。
最も強力なアクノリッジメントの一つが「ほめる」ことということで、本書はそこにフォーカスしている。
本書を読んでいて、技術者が報われない構図が少し見えてきた。
本書では、アクノリッジメントの好みによって、人を4タイプに分類しており、その中に「アナライザー」というタイプがある。
その性質を見ると、ステレオタイプな技術者はアナライザーの傾向が強いと思う。
そのアナライザーが好むアクノリッジメントは「専門性に対する認知」だそうだ。
本書でもそう言っているけれど、これは難しい。
ほめる側にも技術がないとそもそも専門性を認知できない。
最近読んだ、『創るセンス 工作の思考』(感想)もそれを指摘している。
サイエンス・ライターに相当する人が必要なのかもしれない、と思う。
本書はコーチング・スキルの一つアクノリッジメント(Acknowledgement・承認)を紹介している。
最も強力なアクノリッジメントの一つが「ほめる」ことということで、本書はそこにフォーカスしている。
本書を読んでいて、技術者が報われない構図が少し見えてきた。
本書では、アクノリッジメントの好みによって、人を4タイプに分類しており、その中に「アナライザー」というタイプがある。
その性質を見ると、ステレオタイプな技術者はアナライザーの傾向が強いと思う。
そのアナライザーが好むアクノリッジメントは「専門性に対する認知」だそうだ。
本書でもそう言っているけれど、これは難しい。
ほめる側にも技術がないとそもそも専門性を認知できない。
最近読んだ、『創るセンス 工作の思考』(感想)もそれを指摘している。
技術の価値を認められる人間は、技術者以上に少ないから、正当な評価を受けることは、さらに難しい。さらに評価されたらされたで技術を活かす方向ではなく、マネジメントの方向へと進んでしまうケースが多い。
報酬は才能を無駄にせず生かす方向で、与えられるべきだ。従業員の努力に対しては、俸給、従業員の能力に対する信頼、仕事の決定権の付与などで報いるべきであって、必ずしもいつも出世の階段を押し上げる必要はない。部下が上司より給料が高くてはいけないといういわれはない。こんなことは、今更言うことでもないのかもしれない。関連ニュースが簡単に見つかった。
『理解の秘密』(感想)
サイエンス・ライターに相当する人が必要なのかもしれない、と思う。