『全体最適の問題解決入門』 を読んだ。 本書は、 『ザ・ゴール』 で知られるエリヤフ・ゴールドラットが、 『ザ・ゴール 2 』 で紹介した思考プロセスの解説本。 小説仕立ての『ザ・ゴール2』と違い、思考プロセスの進め方を平易な日本語で解説しているので、コンパクトにまとまっている。 玉に瑕なのが、注釈の分量と場所。 ほぼ全ページの下部に結構な分量の注釈があるので、視線が泳いでしまう。 読み終わった今、思考プロセスを試してみたいと思う。 読みながら、いくら読んでもやってみないと身につかないだろうな、と感じていた。 ところで、あとがきで、山本五十六の名言――「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」が紹介されている。 誰かやってみせてくれないかな、と他力本願なことも思う。