『天冥の標 X PART 3』まで読んだ。ついにシリーズ完結。
重症を追ったアウレーリアを特に案じていたのだけれど「まさかこんなことになるなんて」と思った。同時に「これを〈こんなこと〉と感じてしまうのだな」とも。アウレーリアのことだからきっとよろしくやっていくのだろうと信じてはいるのだけれど、いまだに思い出すと複雑な気持ちになる。
もう少し心の準備ができていればよかったのかもしれない。けれどそれもどうすればできるものなのか。考えてみれば、受け止められるものが小さい人間というだけのことのようにも思えてくる。未熟か。
もうしらばくこの喪失感めいた何かを燻らせ続けるのだろう。
それでも、シリーズが完結してよかったと思う。続きを楽しみにしてきただけに、もうああやって待ち遠しさを味わうこともないのだな、と残念に思わないでもないけれど、素晴らしい終幕に辿り着けたことへの達成感もある。
千々に乱れているというか、万感の思いが去来しているというか。
重症を追ったアウレーリアを特に案じていたのだけれど「まさかこんなことになるなんて」と思った。同時に「これを〈こんなこと〉と感じてしまうのだな」とも。アウレーリアのことだからきっとよろしくやっていくのだろうと信じてはいるのだけれど、いまだに思い出すと複雑な気持ちになる。
もう少し心の準備ができていればよかったのかもしれない。けれどそれもどうすればできるものなのか。考えてみれば、受け止められるものが小さい人間というだけのことのようにも思えてくる。未熟か。
もうしらばくこの喪失感めいた何かを燻らせ続けるのだろう。
それでも、シリーズが完結してよかったと思う。続きを楽しみにしてきただけに、もうああやって待ち遠しさを味わうこともないのだな、と残念に思わないでもないけれど、素晴らしい終幕に辿り着けたことへの達成感もある。
千々に乱れているというか、万感の思いが去来しているというか。