『バーフバリ 伝説誕生』(原題: "Baahubali: The Beginning") を観た。
後編『バーフバリ 王の凱旋』の好評が聞こえてきたので観てみたけれど、どうも自分はのめり込めなかった。後編まで観てなんぼなんだろうか。
別に王道展開は嫌いじゃないし、外連味の効いた演出にいたってはむしろ好物。なのに、どうも入り込めない。
というわけで、〈王道展開〉を、手持ちの道具――『ベストセラーコード』に載っていた7+1のプロットで噛み砕いてみて、『バーフバリ』がどれにあたるか考えてみた。これらのは小説を分析して出てきたものだけれど、プロットのレベルなら映画にも使えるだろう。
一番近いのは、プロット7――クリストファー・ブッカーの分類では「モンスター退治」と呼ばれている――だ。乱暴に説明すると、幸せな状態のヒーローが機器に陥るけれど乗り越える、というプロット。おそらくこれだ。前編の『伝説誕生』ではちょうど危機に陥ったところで終わっているように思う。
『バーフバリ』が神話・叙事詩的な性格をしているので、もう少し具体的な類型を、他から探してみると、貴種流離譚 - Wikipediaが見つかった。これだ。
主人公が生まれつき選ばれている物語は、あまり好みではない。そういうことなんだと思う。
後編『バーフバリ 王の凱旋』の好評が聞こえてきたので観てみたけれど、どうも自分はのめり込めなかった。後編まで観てなんぼなんだろうか。
別に王道展開は嫌いじゃないし、外連味の効いた演出にいたってはむしろ好物。なのに、どうも入り込めない。
というわけで、〈王道展開〉を、手持ちの道具――『ベストセラーコード』に載っていた7+1のプロットで噛み砕いてみて、『バーフバリ』がどれにあたるか考えてみた。これらのは小説を分析して出てきたものだけれど、プロットのレベルなら映画にも使えるだろう。
一番近いのは、プロット7――クリストファー・ブッカーの分類では「モンスター退治」と呼ばれている――だ。乱暴に説明すると、幸せな状態のヒーローが機器に陥るけれど乗り越える、というプロット。おそらくこれだ。前編の『伝説誕生』ではちょうど危機に陥ったところで終わっているように思う。
『バーフバリ』が神話・叙事詩的な性格をしているので、もう少し具体的な類型を、他から探してみると、貴種流離譚 - Wikipediaが見つかった。これだ。
主人公が生まれつき選ばれている物語は、あまり好みではない。そういうことなんだと思う。