SF映画『メッセージ』(原題 "arrival") を観た。原作はテッド・チャンの短篇集『あなたの人生の物語』の表題作。具体的なエピソードも抽象的な雰囲気も、原作から大きく変わっている。なのに、原作が損なわれた印象を受けない。鑑賞感/読後感がとても近しい。だから、未読でも既読でも楽しめるし、観たら原作を読んでみたく/読み返したくなる。
自分は一応は既読だけれど、どんな話かすっかり忘れていた組。いかんせん3年も前に読ん話なので……。当時の感想を読んだら何か思い出すかと期待したけれど、ご丁寧にもネタバレに配慮してほとんど何も書いていなかったというオマケつき[1]。
おかげで、上映が始まったらさすがに多少は思い出したのだけれど、たびたび「こんな話だったっけ?」と疑問が湧いて、自分の記憶をますます疑うことになる始末。気になって、原作を読み返さずにはいられなかった。
※注意:以下、ネタバレを含みます。本作未鑑賞あるいは原作未読の人には、お勧めしません。観ない/読まないなんてもったいない。特に映画をお早めに。5月19日に公開されて、その翌週末に観に行ったのだけれど、もう1日2, 3回しか上映されていなかったので。
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自分は一応は既読だけれど、どんな話かすっかり忘れていた組。いかんせん3年も前に読ん話なので……。当時の感想を読んだら何か思い出すかと期待したけれど、ご丁寧にもネタバレに配慮してほとんど何も書いていなかったというオマケつき[1]。
おかげで、上映が始まったらさすがに多少は思い出したのだけれど、たびたび「こんな話だったっけ?」と疑問が湧いて、自分の記憶をますます疑うことになる始末。気になって、原作を読み返さずにはいられなかった。
※注意:以下、ネタバレを含みます。本作未鑑賞あるいは原作未読の人には、お勧めしません。観ない/読まないなんてもったいない。特に映画をお早めに。5月19日に公開されて、その翌週末に観に行ったのだけれど、もう1日2, 3回しか上映されていなかったので。
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[1] この時点で既に映画化の話は持ち上がっていて、「どうなるんだろう?」と心配していた。伝えられるならそれは杞憂だと伝えたい。