『もしRPGの世界で殺人事件が起こったら。』[1]を読んだ。タイトルどおりRPG (ロールプレイングゲーム) の世界を舞台にしたミステリィ。
殺人事件の凶器をはじめハウダニットとクラス (ドラクエの職業、FFのジョブに相当) の制約――装備出来る武器や使える魔法を結びつけるアイディアがうまい。確かにこの設定はファンタジーというよりRPGの世界のものだ。
ちょっとだけ残念だったのが、大半のキャラクタが記号的だったところ。あんまり書かれても、ミステリィとしてダレてしまうだろうから、難しいところだけれど、密室殺人のシチュエーションなのに緊迫感が薄かったので。
殺人事件の凶器をはじめハウダニットとクラス (ドラクエの職業、FFのジョブに相当) の制約――装備出来る武器や使える魔法を結びつけるアイディアがうまい。確かにこの設定はファンタジーというよりRPGの世界のものだ。
ちょっとだけ残念だったのが、大半のキャラクタが記号的だったところ。あんまり書かれても、ミステリィとしてダレてしまうだろうから、難しいところだけれど、密室殺人のシチュエーションなのに緊迫感が薄かったので。
[1] 2018.2.25時点での『天空城殺人事件: ~もしRPGの世界で殺人事件が起こったら。①~』。自分が読んだタイミングでは、このタイトルだった。書籍版はシリーズ名が取れて『天空城殺人事件』になっている。ややこしい。