「『ジョジョリオン3』を読んだよ」
「前巻から約半年ぶりですね。って、あれ、前巻の感想を書いたエントリィが見当たりませんよ?」
「ホントだ、書き忘れたのかな」
「そうでしょうね、珍しい」
「実は珍しくなかったりして。調べてみたらポロポロ出てこないとも限らない。ま、そうだとしても今更なんだけれども」
「ログはそこが難しいですよね。取り忘れると、回復できなくなってしまいます」
「本作の主人公もTwitterやってTwilogにログを残してたら、それを足がかりにできたかもしれないのに」
「アカウントもパスワードも記憶喪失で失われているから、ログインできないと思います」
「それもそうか。それにログインできたとしても、本巻で登場した家系図の情報はないだろうしね。過去の情報は、ウェブ上にはあまり載っていない。あ、ディストピアを描いたSFで、インターネット普及以前の情報が全然残っていない世界とか面白いかも」
「思いつきで喋ってますよね?」
「思いつかないことは喋れないからね」
「それはそうですけれど、そういうことではないです」
「それはそうとして」
「だから、それはそうだって認めているじゃないですか」
「それはともかく」
「言い出しておいて『ともかく』とはどういうことでしょうか」
「えーと、何がどうなんだっけ?」
「さぁ?」
「えー」