『古書の来歴』を読んだ。
本書は実在の古書『サラエボ・ハダガー』を題材としたフィクション。
描かれているのは、実在の古書に対する仮説と、そこから広がる妄想だと思う。
それが小説として成立するよう、きちんと編集されている。
古書を鑑定している現在の章と古書に手が加えられた過去の章が交互に出てきて、不明点が順番に明らかになっていくようになっている。
自分としては、もう少し展開に縦糸が通っている方が好み。
本書は実在の古書『サラエボ・ハダガー』を題材としたフィクション。
描かれているのは、実在の古書に対する仮説と、そこから広がる妄想だと思う。
それが小説として成立するよう、きちんと編集されている。
古書を鑑定している現在の章と古書に手が加えられた過去の章が交互に出てきて、不明点が順番に明らかになっていくようになっている。
自分としては、もう少し展開に縦糸が通っている方が好み。