『イノセント・ゲリラの祝祭』を読んだ。
本書は、先日読んだ『螺鈿迷宮』と同じ海堂尊の小説。
テーマは死因究明制度なので、『螺鈿迷宮』の感想エントリ『螺旋ではない』で引用した、警察庁の有識者研究会初会合開催のニュースがまた違った意味に見えてくる。
その後、もう少し調べてみたら、厚生労働省は2007年から「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」を開催していたことが分かった。
ところで、小説形式じゃなくてもいいんじゃないか、と思う。
登場人物による現行制度の問題指摘や解決に向けた新制度提案が多いため、本書から受ける印象は『チーム・バチスタの栄光』よりむしろブルーバックス(新書)として出版された『死因不明社会』に近い。
面白かったから続きが出たら読むと思うけれど、小説ならもう少し地の文が多い方が好み。
本書は、先日読んだ『螺鈿迷宮』と同じ海堂尊の小説。
テーマは死因究明制度なので、『螺鈿迷宮』の感想エントリ『螺旋ではない』で引用した、警察庁の有識者研究会初会合開催のニュースがまた違った意味に見えてくる。
その後、もう少し調べてみたら、厚生労働省は2007年から「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」を開催していたことが分かった。
ところで、小説形式じゃなくてもいいんじゃないか、と思う。
登場人物による現行制度の問題指摘や解決に向けた新制度提案が多いため、本書から受ける印象は『チーム・バチスタの栄光』よりむしろブルーバックス(新書)として出版された『死因不明社会』に近い。
面白かったから続きが出たら読むと思うけれど、小説ならもう少し地の文が多い方が好み。