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11月, 2008の投稿を表示しています

『されど罪人は竜と踊る 4』

『されど罪人は竜と踊る 4』 を読んだ。 今月頭くらいだったかな。 若干校閲が甘いな、と思った記憶があるのだけれど、どこを読んでそう思ったかはもう忘れてしまった。 今後も角川スニーカーの時とは違った展開で、物語が進んでいくといいな、と思う。

凛とした笑み

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License . 幼くなってしまった。頭が大きくなったからだろう。 髪のヴォリュームが大きくなりがちなので、あらかじめその分を差し引いて顔を描いた方がよかったかも。 他に、ブーツも幼く見せている気がする。丸くて子どもっぽい印象。 今回もファッション雑誌の写真を見ながら描いた。 シースルーや細かなテクスチャの表現を、難しく感じる。 どちらも表現できていないな、と思う。 でも、テクスチャやフリルなど細かな装飾は、描いていて楽しい。 気楽に描けるからだろうか。 細かい部分はスキャンして縮小した時点で潰れて見えなくなってしまうから、神経質になる必要がない。

『紀元前1万年』

『紀元前1万年』 を観た。 紀元前1万年と具体的な数字が出てくるけれど、時代考証は特にしていないようだ。 例えば、紀元前1万年とは思えない建造物が出てくる。 ストーリィにもひねったところはない。 さらわれたお姫様を助けに行く勇者の物語(の亜種)だ。 これが小説だったら、三文小説どころではないのだけれど、これは映画だ。 マンモスや壮大な自然の美しい映像が楽しめた。

『スパイダーウィックの謎』

『スパイダーウィックの謎』 を観た。 クリーチャーがあんまりかわいくない。 それに、死に様も結構むごい。 そこがいいと思う。 ファンタジーとは言え、生き物なんだから。

HDDとレアメタル

先日、テレビでルテニウムというレアメタルの相場が、日本の企業が開発した再生技術によって、劇的に変わったという放送を見た。 その時は何気なく見過ごしたのだけれど、これがHDDに使われているのを、 これはもうダメかもわからんね インフラ系SEの波瀾万丈伝: 【EXTRA】恐慌突破!! で知った。 先週末に1TBのHDDが、1万円を切っているのを見て、物欲を刺激されたけれど、この価格には、ルテニウムの再生技術が貢献しているかもしれない、と考えると、感慨深いものがある。 簡単にウェブを調べてみると、IBMが2001年にルテニウムを使ったHDDを初めて実用化したというプレスリリースを発行しているのが見つかった。 PIXIE DUST 記憶密度4倍、最大容量400GBのHDDが実現へ −新素材「ルテニウム」による多層磁気コーティング技術を採用− IBM 記憶密度4倍、最大容量400GBのHDDが実現へ - Japan ところで、このように技術的にトップを走っていたIBMのHDD部門も、2003年に日立の同部門と統合されて、HGSTになっている※1, ※2。 現在は、HDDの地位――PCの主要記憶媒体を、SSD(Solid State Drive) が占めつつあるように思う。すでに、Eee PCをはじめネットブックで使用され始めている。 あと、比較するものではないのかもしれないけれど、MicroSDカードも著しく値が下がっている。 SSDの方が軽くて速くて静かだから、容量あたりの価格が低くなると、ユーザとしては嬉しい。 HDDは壊れやすいし。 壊れやすいと言えば、HDDを4重化していたが、同時に壊れたことがあるという話を聞いた。 聞いた瞬間はそんなレアケースが発生したのか、と驚いたけれど、同じ製品の新品を、アクティブーアクティブで使い始めたのなら、最初に想像したより発生確率は高いだろう、と思い直した。 理由は、同時に同製品の新品を使い始めたら、同時にバスタブ曲線が上昇し始めるからだ。 ※1 その日立も2011年3月7日にHDD部門をWestern Digitalに売却(2011年3月11日追記)。 ※2 Seagateが2011年4月にSumsungの買収を発表。HDDメーカは、Seagate, Western Digital、東芝の3

『俺たちフィギュアスケーター』

『俺たちフィギュアスケーター』 を観た。 良い意味で下らない。多いに笑った。 特にクライマックスで二人が見せる演技が、素晴らしい。 あの曲には個人的な思い入れがあるので、イントロの時点で笑いがこみ上げてきた。 どことなく、スキー・ペアジャンプに近い方向性を感じた。

『ソリッドファイター[完全版]』

『ソリッド・ファイター[完全版]』 を読んだ。 今まで読んだ古橋秀之の作品の中で、もっとも間口が広いのではないか、と思う。 いや、広くないか。いわゆる格ゲーの話だ。 1巻が出たのが、11年も前の話なので、ちょっと古さを感じる部分もあった(たとえば、地の文に関する扱い)。 しかし、それを差し引いても、他の作品に比べて読みやすいと思う。 それなのに、売り方が……。 ハードカバー一冊で、通販(終了済み)と電撃文庫フェア実施店(アニメイト、Gamers)のみとは。 ※2009/11/09 01:20追記 2009/10/26からAmazon.co.jpで買えるようになっていた。

「だまされた」人の書評こそ

ベストセラー本を読むことの利点は、沢山の書評を読むことができる点だと思う。 「だまされた」と思った人の書評がとくに面白い。 そちらの方が、視点が多角的なことが多い。

いくらお得でもそんなに飲まない

『スタバではグランデを買え! 』 を読んだ。 上手く読ませる工夫がされているな、と思う。 タイトルに使われているスタバの他にも、100円ショップなど身近な題材を使っていたので、具体的なイメージを持ちながら、読むことができた。 読ませ方がうまいせいで、印象が弱くなってる嫌いさえある。 考えずに読めるからだろうか。 ページ数の割に、短時間で読み終わった。 もう少し冷静にゆっくりと読み返したら、また面白いかもしれない。 あるいは、これを糸口にもう少し深入りできるよう参考文献などがナビゲートされていると便利なのに、と思う。 ところで、タイトルが、内容をうまく要約していない。 むしろ、内容の一部を誇張している。 売るための戦略なので、むべなるかな、とは思うが、「だまされた」と思う人もいるだろうな、と想像する(書評を検索したら見つかった)。

CIAとE-Rモデル

『仕事に役立つインテリジェンス』 を読んだ。 インテリジェンスは、意思決定支援の一種であり、主な内容は、情報を入手・分析し、その結果に基づき将来を予測することだと理解した。 インテリジェンスの世界(CIA)では、まだ分からない情報を、"シークレット"と"ミステリー"との二種類に区別しているらしい。 区別のポイントは、入手が可能かどうかだ。 "シークレット"は、存在するけれど手に入っていない情報だ。 どこかの誰かは知っているけれど、自分はまだ知らない情報は、ここに分類される。 "ミステリー"は、そもそも存在し得ない情報だ。 まだ下されていない決断などは、こちらに分類される。 この分類は、E-Rモデル――リレーショナルデータベースの論理モデル――を考案したコッドの、失われた情報の分類に包含されている。 (分類の詳細については、 3値論理 ―― 神のいない論理 に詳しい) E-Rモデルはよく考えられているなぁ、としみじみ思う。

誰のために何をするのか

多数決的な意志決定プロセスの下では、ある認識が事実誤認だとしても、 その認識を持つ人間が一定数以上存在すれば、その誤認を前提にした選択がなされる。 それで一定数以上の人々は満足するだろう。 しかし、誤認を前提にした選択なので、実際的な効果がどう出るかは運次第だ。 もう少し具体的な言葉を使って言い換える。 世論の反映や、CS (Customer Satisfaction)/顧客満足度の最大化では、効果は必ずしも最大化されないと思う。むしろ、逆効果にもなりかねない。 では、効果を最大化するには、どうしたらいいだろうか。 そんなことを考える。

何が人の行動を決めるのか

『最底辺の10億人』 を読んでいる。 本書は、最貧国と呼ばれる国の多くに共通する要因について、述べている。 それらの国でガバナンスが悪化する理由の中に、2点、日本にも当てはまる理由があることに気がついた。 1.建設 建設には腐敗を招きやすい数々の要因がある。プロジェクトはそれぞれ一回かぎりのものであり、簡単には価格を査定することができない。事業の実施に当たっては多くの不確定な要素があり、経済学者が「完備契約」と呼ぶものを作成するのは不可能である。その結果、競争入札なら達成できるような規律をくぐり抜けるのは容易なことである。(中略)建設セクターでの腐敗がいかにインフラのコストを引き上げ経済成長を抑制するか、現在では数カ国を調査した信頼できる報告がまとまっている。 日本では、ゼネコンか。ITシステムにも同じ要因があり、ITゼネコンと呼ばれる業者が存在する点が興味深い。プロジェクトは腐敗を招くということか。 2.選挙費用 ナイジェリアの場合は大統領選挙は論外として、上院議員に選ばれるには五〇万ドルが必要となる。これでは政治が腐敗するのも当然である。これだけの資金を集めるためには、候補者は家を売り借金をしなければならず、勝利した場合でも投資を回収するのに四年はかかるだろう。 「選挙 費用」で検索すると、いくつかそれらしき情報に行き当たる。信憑性は定かではない。 高い選挙費用は、参入障壁として機能する。参入障壁は競争の激化を避けるために有効だ。それでも、市場では独占・寡占にならない限り、競争相手が存在するが、政治の場は、競争に勝った後の場だ。競争は少ないのではないだろうか。 そういえば、 『ヤバい経済学 [増補改訂版]』 で、選挙費用と結果の分析があったように記憶している。 確か、有意な関係は観察できなかったはずだ。 景気が悪くなっている理由を考え直した方がいいんじゃないか、と思った。 あと、モラルとか倫理とか精神論とか道徳論に限界を感じる。 浅はかだろうか。

崩す相好

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License . 今日はショートカットを描いてみた。 女の子らしさを出すのが思ったより難しい。 目だろうなぁ、多分。 表情がなんとなく不自然。 特に笑顔は難しいと感じることが多い。 笑顔は表情が崩れたときに現れるから。 崩れたものを素敵に描くのは、難しい。 ところで、写真を見て描くときは、なぜそう写っている(なぜそう写した)か、を考えると面白い。 例えば――このコートは、襟がポイントかな。あとインナーが少し出ているところが、ワンポイントだろうか――と、そんなことを思う。

マグレブ

まぐれは続かない。 運が良いと感じるまぐれも。 運が悪いと感じるまぐれも。 等しくどちらも続かない。 しかし、短期的には、幸運が続くこともあるだろう。 もちろん、不運が続くこともある。 ランダムネスとは、そういうことだ。 (厳密な定義は難しい) 続かないことではない。 続いたり続かなかったりすることだ。 問題は、頭でそう分かっていても、 感情は、そう割り切らないことだ。 脳を研究している人たちによると、私たちの脳には数学的な真理がほとんどわからない。とくに偶然の結果を検証するのはまったくダメだ。確率論で得られる結論はまったく直観に反している。 『まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか』 実験によると、統計学者でさえ、頭で分かっていることに従って判断を下せないらしい。

たまたまは続かない。しかし続ければいつかは起こる。

ずっと(つまり観察期間中)成功している人から成功の秘訣を聞き出せば、いわゆるノウハウ本が出来上がる。 しかし、気をつけた方がいい。 たまたま成功した人が、さらにたまたま失敗する確率は、たまたま成功する確率よりずっと低い。 直感に反しているようにも感じるかもしれないが、ランダムウォークの概念と同じだ。 両方の確率の積で同時確率が求められることを思い出せば、納得できる。 コイン投げで10回連続で勝つ確率と10回連続で負ける確率は、1/2 10 で等しい。 具体的な値は試行回数によるが、両方とも体験する確率は、1/2 10 よりもずっと低くなる。 『まぐれ』 を読んでそんなことを思った。

決断が完成させる

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License . 一人用のソファに横(斜めか?)座りしているところを描いた。 素材はファッション雑誌。 BGMはつけっぱなしのテレビ。 日本シリーズ最終戦――ライオンズ対ジャイアンツ。 西武が同点に追いついた頃に、描き上がった、と判断した。 いつまでも手を加え続けられるから、どこかで「描き上がった」と判断しない限り、終わらない。 描き上がったと判断したけれど、スキャン後に色を補正した。 やっぱりよく考えずに「描き上がった」と判断しているのかもしれない。 紫を選んだのは、外でよく目にする気がするから。 西武が逆転した。 色の補正に限らず、電子データには、いくらでもどんな風にでも加工を続けられる。 だから「できた」ことにしないと次に進めない。 そして、「できた」ことにできるのは、自分だけだ。 だから、「できたことにした」ものを加工しないのは、自分の決断に縛られているに過ぎない。 試合が終わった。 西武が1点のリードを守って、日本一になった。 イトーヨーカドーがセールだ。

エコチキンレース

エコロジィがブランドとして消費されている。 エコバッグが良い例だと思う。 売れているように報道されている割には、スーパーなどで実際に使われているところが観察できない。 今日読んだ、 『「お金」崩壊』 は、こうした経済と環境との関係について、深く掘り下げて論じている。 本書を、荒唐無稽な本と言っているレビューも見つかったけれど、残念ながら、それを判断するに足る経済学のバックグラウンドを自分は持ち合わせていない。 深く掘り下げてはいるが、メッセージは極めてシンプルだ。 「お金」は実態を伴っていない。このままでは「お金」で成り立つ経済は破綻する。環境による制約に合わせていく必要がある。 これが優れた予測なのか、ただの妄想なのかはさておき、今のエコロジィブームは、経済が主で、環境が従になっているように見える。 車の「エコ替え」が良い例だ。 「消費しろ」というメッセージは何ら変わっていない。 それは環境維持に貢献しているのか? 何のために環境を守りたいのか? あるいは、本当に環境を守る必要はあるのか?

トリミングで構図

This work by SO_C is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License . 月曜日の夜に描いた絵(の一部)。 膝下まで描いたけれど、デッサンが狂っていたので、トリミングでなかったことにした。 (右手もまだ狂っているけれど) トリミングの際には、デッサンが狂っている部分を取り除くのと合わせて、構図を考えている。 つまり、キャンパスの方をスキャナ画像という素材に合わせている。 通常の絵の描き方は、反対だ。 まずキャンパスがあって、そこに収まるように構図を考える。 自分のこのやり方は、カメラで良い構図を探している感覚に近いかもしれない、と想像する。 この順番だと、効率は悪い。最終的に使わない部分も描くからだ。 効率を求めているわけではない。 むしろ描くこと自体が目的なので、望むところだ。

将来招来

『偶キャリ。』 を読んだ。 成功例を集めたものを見ると、成功者の共通項は、必要条件だろうな、と思う。 しかし、"Planned Happenstance"の考え方は、悪くないように思う。 個人の将来は(ある程度以上の精度で)予測できないという前提は、あながち間違っていないように思う。 統計で、集合全体の振る舞いは予測できても、個々の構成要素の振る舞いは予測できないからだ。 例えば、統計力学では、気体(分子の集合)の振る舞いを予測できるが、個々の分子の振る舞いは予測できない。 しかしながら、キャリアプランニングに限らず、未来を予測したいという欲求は、今も昔も変わらないな、と思う。 未来を予測する唯一の方法は、予測した未来を自分で実現させることだ。 とは、誰の台詞だったか。

Is IT Strategy?

『ITにお金を使うのは、もうおやめなさい』 を読み終えた。 確かに、ITはコモディティとなろうとしている。 ASP、SOA、SaaS、クラウド――いろいろ呼び名はあるけれど、いずれもユーザが欲しがるものが必要なだけ迅速に提供することを、メリットとして挙げている。 上記のアーキテクチャが理想的に実装され、標榜するメリットを享受できるとしたら、参入障壁が低く、追随が容易なため、差別化要因にはならないだろう。 (つまりコモディティとなる) しかし、今のところ、理想的には実装されなくて、結果的に追随コストを押し上げているようにも思う。 それから、コモディティは外から買って、コアは内製するという動きもある。 差別化の実現手段がITならば、それは正しい選択のように思う。

自作PCとミニ四駆

昨日は、秋葉原を、メイドさんからもらった地図を片手に、探索してきました。 と書くと、いかにもアキバ系といった感じだ。 でも、ハードウェア探しの旅だったので、いわゆる萌え系にはノータッチ。 特に使い道があるわけではないのに、グラフィックボードやサウンドボードを見ると、何となく欲しくなってしまうのは、組み立てが楽しいのと、スペックに現れるからだろうな、と思う。 ミニ四駆と同じだ。

それはIT?

『ITにお金を使うのは、もうおやめなさい』 を読んでいる。 進行状況20%で、以下のように理解した。 相手より競争優位に立とうと思ったら、相手がやっていないことをやらなければならない。 だが今やITはどこでも使われている。 だからITは競争優位をもたらさない。 ガースナーが、戦略は不要だと言っていたことを思い出す。 IBMには、優れた戦略が既に十分あるので、必要なのは実行力だ、という趣旨だったと記憶している。 ナイーブな疑問だけれど、戦略を実行するのに、ITは必要だろうか?

Collaborative Filtering

タイトルは、Amazonで、『この商品を買った人はこんな商品も買っています』と推奨するときに、『この商品』から『こんな商品』を計算するための手法のこと。 日本語だと『協調フィルタリング』と呼ばれている。 最初は面白いと思っていたけれど、最近だんだんと見方が変わりつつある。 AmazonとHMVなどの実店舗との推薦内容が、よく似ているからだ。 両方で洋楽のCDを物色していて、たまたま気がついた。 ボナンザ(将棋ソフト)が、プロをもってして、 51手目▲6六角は見たことがない類の手ですがなかなかの手。僕らでは浮かばない手で、コンピュータが将棋の技術向上に一役買ったと言えると思います。 大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編) - 渡辺明ブログ と言わしめたような、量が質に転換するような推薦内容を見てみたいと思う。 (※ボナンザは協調フィルタリングではないけれど) どちらも同じでは面白みに欠ける。 なぜAmazonの協調フィルタリングが、そんな推薦ができないか考えてみた。 実はもうやればできるのかもしれないけれど、プロが唸るような玄人好みな推薦では売れないからだろうか? 入力規模が不足しているからできないのだろうか? Amazon.co.jpにおける洋楽CD市場は、そんなに大きくなさそうだ。 あるいは、入力の質に問題があってできないのだろうか? ボナンザの入力は、プロの棋譜だが、Amazonの協調フィルタリングの入力は、一般消費者の購買履歴だ。 やっぱり、自分で探さないと駄目かな。 どちらにせよ、推薦されているものだけで満足してしまっては、推薦者にコントロールされる可能性が高い。 (推薦者にその意図があるかどうかは別としても)

切れない綺麗な

きれいな絵、きれいなねーちゃん、きれいなヌード……きれいなもの、ぱっと見れば見た瞬間は気持ちいいです。が、2回見ますか? 不思議と2回、3回見ていいものは、きれいなだけのものでは絶対にないんですよ。 「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語る (2/5) - ITmedia News 自分が絵を描くときについて考えてみる。 きれいなものをきれいに表現することが簡単になってきたと思う。 ツールがサポートしてくれるからだ。 ただ、ツールがサポートしているがゆえに、「なぜ」きれいに表現できるのか、分からない。 さらに言えば、「何が」きれいなのかも、分からない。 ツールを使えば、きれいに出来るからだ。 もちろん、出来上がったものを見て、それがきれいかどうかを評価することはできる。 でも、何かを表現しようとするときは、「なぜそれがきれいに見えるのか」あるいは「何がそれをきれいに見せているのか」を認識できるようになりたい。 ただ、過去エントリ―― 良いものは良いのか でも書いたように、 カワイイと思ったものを、カワイイと思って撮った時点で、カワイイ写真が撮れることになっている 人は少なくない。 別にそれが悪いと言っているわけではない。 かわいいものは確かにかわいい(トートロジィだけれど)。 ただ、そうでないものにも、魅力を感じることがある。 かわいいものもそうでないものも、なぜそこに魅力を感じるのか考えるのは、面白い。 何てことを言っていると、絵を描きたくなる。 (じゃあ描けばいいじゃないか。こんなことを書いてないで)