『マルドゥック・ストーリーズ 公式二次創作集』を読んだ。
最後の「オーガストの命日」を本人が執筆しているので、モノマネに本人が登場したときのような読後感 (何をどう喩えたいのか自分でもよく分からない)。
二次創作の作風は様々。物語や設定に加えてクランチ文体まで含めて踏襲していてまるでマルドゥック・シティの中にいるかのような作品から、『Black Lagoon』のあとがきのようなキャラクタが崩壊している作品から、〈マルドゥック・シリーズ〉が小説として流通している現実と同じレベルの作品まである。
お気に入りは、「The Happy Princess」と「マルドゥック・アヴェンジェンシス」の2篇 (掲載順)。各作品自体が好みなのはもちろん、シリーズ本編も含めた作品間の関係も好み。後者の、『マルドゥック・スクランブル』の無名のモブキャラ (もちろんエンハンサーではない) をマックと名付け主人公に据えるというシリーズ本編との距離感と、そのマックが前者にも出てくるという二次創作作品をまたいで共有された世界観とのおかげで、マルドゥック・シティがずっと広がって感じられる。
こうやって緩やかに繋がって、シェアード・ワールド作品群になっていったりしないかな。
最後の「オーガストの命日」を本人が執筆しているので、モノマネに本人が登場したときのような読後感 (何をどう喩えたいのか自分でもよく分からない)。
二次創作の作風は様々。物語や設定に加えてクランチ文体まで含めて踏襲していてまるでマルドゥック・シティの中にいるかのような作品から、『Black Lagoon』のあとがきのようなキャラクタが崩壊している作品から、〈マルドゥック・シリーズ〉が小説として流通している現実と同じレベルの作品まである。
お気に入りは、「The Happy Princess」と「マルドゥック・アヴェンジェンシス」の2篇 (掲載順)。各作品自体が好みなのはもちろん、シリーズ本編も含めた作品間の関係も好み。後者の、『マルドゥック・スクランブル』の無名のモブキャラ (もちろんエンハンサーではない) をマックと名付け主人公に据えるというシリーズ本編との距離感と、そのマックが前者にも出てくるという二次創作作品をまたいで共有された世界観とのおかげで、マルドゥック・シティがずっと広がって感じられる。
こうやって緩やかに繋がって、シェアード・ワールド作品群になっていったりしないかな。