〈マンガでわかる!収納〉シリーズの1, 2を読んだ。1が『片づけ+収納術』で、2が『収納+整理術』。微妙に違うけれど、気にせずさらっと読めばいいと思う。 まず、マンガとしてもおもしろい。1巻は、編集さんが訪問するなりゴミ回収業者に電話をかけて、19時までの8時間までに自室を片づけるまで。2巻は、家族も巻き込み一家総出でゴミを一掃する話。編集さんと作者の両親のキャラが素敵。とくに作者の母。「バイオレンスTomiko!!」には吹き出してしまった。 ハウツー本としては、具体的なTIPSよりは原則に重きを置いている感じ。人それぞれ住環境は違うので、この方が応用が効いて便利だと思う。自分も原則から入りたい性格なので、すんなり受け入れられた。「で、具体的にこの惨状をどうすればいいの?」っていう性格の人にはちょっと合わないかも。 でも、最近つとに思うのだけれど、収納に限らず「維持」って漠然と思っているよりずっと難しい。片付いた部屋を維持したり、太らないように体重を維持したり、スパゲッティにならないようにプログラムの複雑度を維持したりすることの話。特に何かした意識はなくても、大概は悪化していく。これを象徴しているのがこの1ページ。 プラスマイナスゼロにするのがこんなに難しいとは。とひしひしと思う。