『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』を読んだ。森アーツギャラリーセンターで『ルーブルNo.9』を観たときのお土産。
フルカラーと聞いてあのヴィヴィッドなカラーリングだと目が疲れそうだと危惧していたけれど、杞憂だった。巻末インタビューにあるとおり、彩度が抑えられている。
しばしば思うのだけれど、黒って色は不思議。他の色は反射した光として視覚に入力されるのだけれど、黒だけは違う。光の反射がない=入力がない部分が黒として処理される。
だから「この世で最も『黒い色』という色」は、きっと真っ暗闇に他ならない。
あれ、もしかして「何も見えていない」となんら変わるところがない?
フルカラーと聞いてあのヴィヴィッドなカラーリングだと目が疲れそうだと危惧していたけれど、杞憂だった。巻末インタビューにあるとおり、彩度が抑えられている。
いつも使っているカラーリングで全編構成したら読む側が疲れるな、ヤバイな、と。だからストーリーを読んでもらうためのバランスでいこうと考えました。カラーリングは、読みやすさだけでなく物語上でも一つのポイントになっている。岸部露伴がルーブル美術館を訪れるのは、「この世で最も『黒い色』という色」で描かれた絵を追い求めた結果だ。
しばしば思うのだけれど、黒って色は不思議。他の色は反射した光として視覚に入力されるのだけれど、黒だけは違う。光の反射がない=入力がない部分が黒として処理される。
だから「この世で最も『黒い色』という色」は、きっと真っ暗闇に他ならない。
あれ、もしかして「何も見えていない」となんら変わるところがない?