森アーツギャラリーセンターで『ルーブルNo.9』を観てきた。
目当ては『岸辺露伴 ルーブルへ行く』。これはまた別のエントリィで。期待どおりというか、期待以上だったので、買って帰ってしまったので。
No.9とあるのは、フランスではバンド・デシネ (≒漫画) が第9の芸術として位置付けられているから。後発であろう映画 (第7) やメディア・アート (第8) より後ろ。意外なようならしいような。
気に入ったのは展示順に『ルーブル横断』、『レヴォリュ美術館の地下』、『奇数時間に』。
『ルーブル横断』は展示品と来館者の類似性を描いている。自分にはなかった美術館への視点が新鮮。単に美術品を飾るだけのスタティックな空間じゃなくて、そこに人が訪れていろいろな振る舞いを見せるダイナミックな空間なんだ、って。
『奇数時間に』は反対に主人公が美術品に向き合う話 (多分)。全編に渡って精彩なCGで描かれているのは、バンド・デシネならではななんだろうな、と思う。この展示で知ったのだけれど、バンド・デシネはフルカラーで時間をかけて描かれ、アルバム (≒コミックス) の形式で発売されるものらしい。白黒で連載されていたのが、コミックスにまとめられる日本の漫画とは対照的。
『レヴォリュ美術館の地下』は、モロ好み。バンド・デシネはフルカラーと言って、まだ舌の根も乾いていないのでけれど、これは白黒。トーンもない。背景やキャラクタの書き込みとか、アナグラムの多用とか、奇妙なセリフ回しとか、堪らない。こうして振り返ってみると、『KING OF BANDID JING』に似た雰囲気かも (最早出ることもないだろうけれど、続き読みたい)。ただ、これも古い漫画らしく、いくつかネットショップを探したけれど、もう見当たらないのが辛い。古本で探すしかないか。
目当ては『岸辺露伴 ルーブルへ行く』。これはまた別のエントリィで。期待どおりというか、期待以上だったので、買って帰ってしまったので。
No.9とあるのは、フランスではバンド・デシネ (≒漫画) が第9の芸術として位置付けられているから。後発であろう映画 (第7) やメディア・アート (第8) より後ろ。意外なようならしいような。
気に入ったのは展示順に『ルーブル横断』、『レヴォリュ美術館の地下』、『奇数時間に』。
『ルーブル横断』は展示品と来館者の類似性を描いている。自分にはなかった美術館への視点が新鮮。単に美術品を飾るだけのスタティックな空間じゃなくて、そこに人が訪れていろいろな振る舞いを見せるダイナミックな空間なんだ、って。
『奇数時間に』は反対に主人公が美術品に向き合う話 (多分)。全編に渡って精彩なCGで描かれているのは、バンド・デシネならではななんだろうな、と思う。この展示で知ったのだけれど、バンド・デシネはフルカラーで時間をかけて描かれ、アルバム (≒コミックス) の形式で発売されるものらしい。白黒で連載されていたのが、コミックスにまとめられる日本の漫画とは対照的。
『レヴォリュ美術館の地下』は、モロ好み。バンド・デシネはフルカラーと言って、まだ舌の根も乾いていないのでけれど、これは白黒。トーンもない。背景やキャラクタの書き込みとか、アナグラムの多用とか、奇妙なセリフ回しとか、堪らない。こうして振り返ってみると、『KING OF BANDID JING』に似た雰囲気かも (最早出ることもないだろうけれど、続き読みたい)。ただ、これも古い漫画らしく、いくつかネットショップを探したけれど、もう見当たらないのが辛い。古本で探すしかないか。