The Last Shadow Puppetsの"Everything You've Come to Expect"を聴いている。"The Age of the Understatement"以来8年振りの2ndアルバム。 タイトルとは裏腹に1stアルバムのような外連味の効いたサウンドは目立たない。全体的に落ち着きが増している印象。曲によっては、Arctic Monkeysのミディアム・バラードっぽさを感じる (けれど、聴き比べるとハッキリと違うんじゃないかという気もする)。 "Aviation"とか"Bad Habits"のような曲もあるのに、そんな印象が強いということは、この8年で自分が真っ先に関心を向ける先が変わったということだろうか。聴く前は1stアルバムの延長戦を期待していたけれど、そうじゃない曲ばかりが気になる。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(原題 "Batman v Superman: Dawn of Justice")を観た。 バットマンもスーパーマンもこれまで何作ものが映画が制作されているけれど、 『マン・オブ・スティール』 のみが本シリーズ = 〈DCエクステンディッド・ユニバース〉シリーズの一環という位置付け。たとえば、本作でバットマンを演じるのは、ベン・アフレック。クリスチャン・ベールではない。 きっとそのせいなんだろうけれど、バットマンにいまいち感情移入できなかった。ワンダーウーマンの登場にも唐突感があったし (間違いなく格好良かったけれど)、そもそも誰だお前らみたいなヒーローもちらりと出てきたりで、一見さんに優しくない。今後の伏線なんだろうけれど、一本の映画として観ると説明されないことが多過ぎる印象。さらに今後の伏線を差し引いても、いまいちストーリーに納得できない点が多かったのも辛い。結局、スーパーマン排斥派、スーパーマンが死んだと思っているだけで、何も変わってないよね? そういう話の整合性を無視すれば、バットマンもスーパーマンもワンダーウーマンも戦闘シーンは、ビックリするくらい格好良くてテンション上がった。というわけで今後に期待。物語としてもまとまるかもしれないし。