『ノックス・マシン (電子オリジナル・コンデンス版)』を読んだ。本書は、4篇からなる『ノックス・マシン』から、『ノックス・マシン』と『論理蒸発―ノックス・マシン2』をピックアップしたもの。
前者は『超弦領域』で読んでいたけれど、細部をすっかり忘れていた(読み始めてしばらくしてようやく既読だったこと気がついたくらい)ので、『論理蒸発―ノックス・マシン2』と続けて読めて良かった。2篇まとめて読んだ今回の方が、単品で読んだときよりずっと面白かった。
しかし、これ『2014このミス』で1位だけれど、ミステリィなんだろうか? どっちかというとSFじゃなかろうか? コニー・ウィリスのオックスフォード大学史学部シリーズ(『犬は勘定に入れません』、『ブラックアウト』、『オールクリア1・2』)を、ミステリィ史に特化させるとこんな感じになるような気がする。加えて、円城塔作品で扱われたような物語の生成や『後藤さんのこと』的な量子理論での遊びも入っていると想う。
自分は、ミステリィもSFも好きなので、楽しかった。ミステリィについては、ブラウン神父の名前が懐かしく、その作者のG・K・チェスタトンについて色々知ることができて良かった。SFについては、電子書籍が燃える現象やそれへの対抗手段の説明に勢いがあってワクワクした。
よくこんなもの書けたなぁ。いや、よくぞこんなものを書いてくれた!!
前者は『超弦領域』で読んでいたけれど、細部をすっかり忘れていた(読み始めてしばらくしてようやく既読だったこと気がついたくらい)ので、『論理蒸発―ノックス・マシン2』と続けて読めて良かった。2篇まとめて読んだ今回の方が、単品で読んだときよりずっと面白かった。
しかし、これ『2014このミス』で1位だけれど、ミステリィなんだろうか? どっちかというとSFじゃなかろうか? コニー・ウィリスのオックスフォード大学史学部シリーズ(『犬は勘定に入れません』、『ブラックアウト』、『オールクリア1・2』)を、ミステリィ史に特化させるとこんな感じになるような気がする。加えて、円城塔作品で扱われたような物語の生成や『後藤さんのこと』的な量子理論での遊びも入っていると想う。
自分は、ミステリィもSFも好きなので、楽しかった。ミステリィについては、ブラウン神父の名前が懐かしく、その作者のG・K・チェスタトンについて色々知ることができて良かった。SFについては、電子書籍が燃える現象やそれへの対抗手段の説明に勢いがあってワクワクした。
よくこんなもの書けたなぁ。いや、よくぞこんなものを書いてくれた!!