『虚構機関』を読んだ。
本書は16篇のSFからなる短篇集で、収められているのは2007年のSF傑作選。
円城塔の「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」がお気に入り。
重ね書きされた記号からは、まったく違う物語も引き出せただろう。
それも八つと言わずいくらでも。
これは、ジャック・デリダの『散種』だと思う。
思うけれど、そんな面倒なことを考えずに楽しめればいいとも思う。
どうも、『Self-Reference ENGINE』(感想)を読んだ第一印象から、円城搭作品とデリダの哲学が結びついてしまっている。
次は2008年に刊行された傑作選、『超弦領域』を読みたい。
本書は16篇のSFからなる短篇集で、収められているのは2007年のSF傑作選。
円城塔の「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」がお気に入り。
重ね書きされた記号からは、まったく違う物語も引き出せただろう。
それも八つと言わずいくらでも。
これは、ジャック・デリダの『散種』だと思う。
思うけれど、そんな面倒なことを考えずに楽しめればいいとも思う。
どうも、『Self-Reference ENGINE』(感想)を読んだ第一印象から、円城搭作品とデリダの哲学が結びついてしまっている。
次は2008年に刊行された傑作選、『超弦領域』を読みたい。