『創るセンス 工作の思考』を読んだ。
多くの場合、人は自分が何を望んでいるか分かっていない、ということを思い出した。
同著者の作品を読むと、最近鈍っている方向への感度が少しだけ高くなる気がする。
例えば、新しいものを探している人は、新しいものを作ろうとしない。
作られたものは、作り手にとってはとうに過去の作品だと言うのに。
例えば、「何か面白いことない?」と尋ねる人は、面白いことをしない。
誰かが面白いことをしてくれるのを待っている。
例えば、「どうしてくれるんだよ!!」と怒鳴る人は、どうされたいのか思うところがない。
強いて言えば、どうにかしてもらいたいと思っている。
『Web情報アーキテクチャ』(感想)によると、人の情報の探し方は下記の3種類に分類される。
上に挙げたどの例でも、「探求探索」を行っている。
あらかじめ想定された答えはない。
それに答えるためには、さてどうしたものか。
そうだと思う。
あってもせいぜい先送りする気くらいしかない。
多くの場合、人は自分が何を望んでいるか分かっていない、ということを思い出した。
同著者の作品を読むと、最近鈍っている方向への感度が少しだけ高くなる気がする。
例えば、新しいものを探している人は、新しいものを作ろうとしない。
作られたものは、作り手にとってはとうに過去の作品だと言うのに。
例えば、「何か面白いことない?」と尋ねる人は、面白いことをしない。
誰かが面白いことをしてくれるのを待っている。
例えば、「どうしてくれるんだよ!!」と怒鳴る人は、どうされたいのか思うところがない。
強いて言えば、どうにかしてもらいたいと思っている。
『Web情報アーキテクチャ』(感想)によると、人の情報の探し方は下記の3種類に分類される。
上に挙げたどの例でも、「探求探索」を行っている。
- 「既知情報探索 (known-item seeking)」: 特定の情報を目的とした探索。
- 「探求探索 (exploratory seeking)」:事前には不明確だが見たらそれと分かる情報の探索。
- 「全数探索 (exhaustive research)」:特定のテーマに関する全ての情報の探索。
あらかじめ想定された答えはない。
それに答えるためには、さてどうしたものか。
「そして、『さてどうしたものか』という人は、どうする気もない。というところですか?」
そうだと思う。
あってもせいぜい先送りする気くらいしかない。