『偽物語(下)』を読んだ。
本書は、『化物語(上・下)』、『傷物語』に続く『偽物語』の下巻。
収録されているのは「最終話つきひフェニックス」だけれど、このあと『傾物語(第閑話まよいキョンシー)』、それから『猫物語(第禁話つばさファミリー)』と続くらしい。
ところで、本書を読んで、哲学者ジャック・デリダを思い出した。
「偽物」と「本物」との関係は、「脱構築」の対象になりそう。
「エクリチュール(書き言葉)」と「パロール(話し言葉)」の関係に似ている。
あるいは、「本物」は「偽物」の「本物」たらんとする運動に見られる「差延」のようにも思う。
「偽物」は「本物」がなければ発生しないのに、「本物」がなくなった後も存在し続ける。
「本物」のいなくなった「偽物」は一体「何者」か?
それどころか、「本物」のいない「偽物」もあると思う。
ホリの「絶対言わないこと」のモノマネは何に似ているのか?
「本館」のない「別館」は最早「本館」か?
本書は、『化物語(上・下)』、『傷物語』に続く『偽物語』の下巻。
収録されているのは「最終話つきひフェニックス」だけれど、このあと『傾物語(第閑話まよいキョンシー)』、それから『猫物語(第禁話つばさファミリー)』と続くらしい。
ところで、本書を読んで、哲学者ジャック・デリダを思い出した。
「偽物」と「本物」との関係は、「脱構築」の対象になりそう。
「エクリチュール(書き言葉)」と「パロール(話し言葉)」の関係に似ている。
あるいは、「本物」は「偽物」の「本物」たらんとする運動に見られる「差延」のようにも思う。
「偽物」は「本物」がなければ発生しないのに、「本物」がなくなった後も存在し続ける。
「本物」のいなくなった「偽物」は一体「何者」か?
それどころか、「本物」のいない「偽物」もあると思う。
ホリの「絶対言わないこと」のモノマネは何に似ているのか?
「本館」のない「別館」は最早「本館」か?