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Self Reliance, Reliable System

『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』を読んでいる。現在の進行は、約20%。

本書では、『GTD (Getting Things Done)』という仕事の進め方を、開発者自ら紹介している。
GTDについては、多くのブログがTIPSを紹介していて、その一部を自分も取り入れている。
ただ、行き詰まりを感じ始めたので、基本を押さえるために、本書を読むことにした。

まだ読み始めたばかりだけれど、早速収穫があった。
収穫は、基本原則の一つに付いていた、以下の解説だ。
終わっていないと感じているすべてのことを、頭の外の信頼できるシステムに預ける必要がある。
自分が行き詰まりを感じている一つの理由は、預け先のシステムを信頼できていないところだ。
そのため、頭の中からなくならないばかりか「預けてあるか確認する」という仕事が増えている。

システムを改善する必要がある。
改善指針が本書に書かれているといいな、と期待している。

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『ゴールデンカムイ 15』、『〃 16』を読んだ。16巻を読み始めてから、15巻を買ったものの読んでいなかったことに気がつく。Kindle版の予約注文ではままあること。 15巻は「スチェンカ・ナ・スチェンク」、「バーニャ(ロシア式蒸し風呂)」と男臭いことこのうえなし。軽くWebで調べてみたところ、スチェンカ・ナ・スチェンク (Стенка на стенку) はロシアの祭事マースレニツァで行われる行事のようだ[1]。それなりになじみ深いものらしく、この行事をタイトルに据えたフォークメタルStenka Na StenkuのMVが見つかった。 16巻では杉元一行は巡業中のサーカスに参加することになる。杉元と鯉登の維持の張り合いが、見ていて微笑ましい。鯉登は目的を見失っているようだが、杉元もスチェンカで我を失っていたので、どっこいどっこいか。なお、サーカス/大道芸を通じた日露のつながりは、実際にもこのような形だったようだ[2]。 個々のエピソードから視線を上げて、全体の構図を眺めてみると、各勢力がすっかり入り乱れている。アシㇼパは尾形、キロランケ、白石とともにアチャの足跡を辿り、そのあとを鶴見のもとで家永の治療を受けた杉元が鯉登、月島を追っている。今更だけれど、杉元やアシㇼパは、第七師団と完全に利害が衝突していると考えていないはずだった。一方で、土方一味も入墨人皮を継続。むしろ彼らの方が第七師団との対立が深刻だろう。さらに北上するキロランケはまた別の目的で動いているようだけれど、なんで尾形も一緒なんだっけ? 『進撃の巨人』に引き続き、これもそろそろ読み返す時期か。 [1] 5つの暴力的な伝統:スラヴ戦士のようにマースレニツァを祝おう - ロシア・ビヨンド [2] ボリショイサーカスの源流は、ロシアに渡った幕末日本の大道芸人たちにあった 脈々と息づく「クールジャパン」 | ハフポスト

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