『されど罪人は竜と踊る 6』を読んだ。
前巻に引き続き、本巻も短篇集だ。
全6篇から構成されており、うち4篇が文庫初収録だ。
『迷い路』と『雨にさらして』が対照的で印象的だった。
どちらも、物語について語っている。
『迷い路』には、夢物語を追いかけた男が登場する。
『雨にさらして』には、現実から目を逸らし物語に逃げ込んだ男が登場する。
対照的だったのは、物語に対する作者の視線だ。
一方では醒めており、一方では暖かい。
ただ、そう感じるのは、自分が物語をそう見ているからだろう。
複雑だなぁ、と思う。
前巻に引き続き、本巻も短篇集だ。
全6篇から構成されており、うち4篇が文庫初収録だ。
『迷い路』と『雨にさらして』が対照的で印象的だった。
どちらも、物語について語っている。
『迷い路』には、夢物語を追いかけた男が登場する。
『雨にさらして』には、現実から目を逸らし物語に逃げ込んだ男が登場する。
対照的だったのは、物語に対する作者の視線だ。
一方では醒めており、一方では暖かい。
ただ、そう感じるのは、自分が物語をそう見ているからだろう。
複雑だなぁ、と思う。