『貧困のない世界を創る』を読んだ。
本書は三部から構成されている。
第一部は導入だ。主題であるソーシャル・ビジネスが紹介される。
続く第二部が、ソーシャル・ビジネスの実践例として、グラミン銀行によるマイクロクレジットを筆頭に多数の事例が紹介される。
最後の第三部には、筆者の思いが綴られている。
第三部は自分には話が広がり過ぎていて、十分に咀嚼できていない。
ただ、次の一文には思い当たる節がある。
人間を予測したがるあまり、自分を予測が容易な人間に変えてしまっているように思う。
森博嗣が『数奇にして模型―NUMERICAL MODELS』で言っていたことを、実感する。
本書は三部から構成されている。
第一部は導入だ。主題であるソーシャル・ビジネスが紹介される。
続く第二部が、ソーシャル・ビジネスの実践例として、グラミン銀行によるマイクロクレジットを筆頭に多数の事例が紹介される。
最後の第三部には、筆者の思いが綴られている。
第三部は自分には話が広がり過ぎていて、十分に咀嚼できていない。
ただ、次の一文には思い当たる節がある。
さらに悪いことに、私たちは、理論として概念化されたような一次元的な人間にできるだけ変わろうと、そして自由市場が円滑に動くようにと、必要以上に働いてしまうのです。言い換えれば、ハウツー本に従いビジネスパーソンらしく振る舞ってしまうと言っている。
人間を予測したがるあまり、自分を予測が容易な人間に変えてしまっているように思う。
森博嗣が『数奇にして模型―NUMERICAL MODELS』で言っていたことを、実感する。
「大人になるほど、どんどん単純へ向かうんだよ」実際に脳(シナプス結合)も単純になっていくらしい。