『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』を読み終えた。
筆者の周辺の記述との整合性を重視する態度から、『哲学の最前線―ハーバードより愛をこめて』で読んだ、クワインの全体論(ホーリズム)を思い出した。
この態度には限界があることが、ゲーデルの不完全性定理で示されている(と自分は理解している)。
つまり、周辺の記述からだけでは解釈を決定できない文章を構成できる。
筆者は複数の解釈を保持するよう主張しているけれど、実践的には、それも決定の一種であるという共通理解を得ることが難しいように思う。
筆者の周辺の記述との整合性を重視する態度から、『哲学の最前線―ハーバードより愛をこめて』で読んだ、クワインの全体論(ホーリズム)を思い出した。
この態度には限界があることが、ゲーデルの不完全性定理で示されている(と自分は理解している)。
つまり、周辺の記述からだけでは解釈を決定できない文章を構成できる。
筆者は複数の解釈を保持するよう主張しているけれど、実践的には、それも決定の一種であるという共通理解を得ることが難しいように思う。