『ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!』を読んだ。
著者ゴールドラット博士のこれまでの作品と比べると、ビジネス色が薄い。
対話形式で書かれているせいもあるだろうけれど、哲学の本――『ソフィーの世界』を思い出した。
きっと、本書から受け取ったのが、方法ではなく態度だったからだ。
さらに言えば、その態度は、問題を解決しない。むしろ増やす。
なぜなら、その態度は、問題解決ではなく問題発見に役に立つからだ。
素晴らしいのは、発見できる問題が、正しいことだ。
間違った問題をいくら解決しても、事態は良くならない。
統計学者テューキーの言葉を思い出す。
「正しい疑問に対する近似的な解を持つ方が、間違った疑問に対する正確な解を持つよりましである」
著者ゴールドラット博士のこれまでの作品と比べると、ビジネス色が薄い。
対話形式で書かれているせいもあるだろうけれど、哲学の本――『ソフィーの世界』を思い出した。
きっと、本書から受け取ったのが、方法ではなく態度だったからだ。
さらに言えば、その態度は、問題を解決しない。むしろ増やす。
なぜなら、その態度は、問題解決ではなく問題発見に役に立つからだ。
素晴らしいのは、発見できる問題が、正しいことだ。
間違った問題をいくら解決しても、事態は良くならない。
統計学者テューキーの言葉を思い出す。
「正しい疑問に対する近似的な解を持つ方が、間違った疑問に対する正確な解を持つよりましである」