『理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性』を、目分量で四分の三のところまで読んだ。
タイトルには『不可能性・不確定性・不完全性』と否定的な言葉が並んでいるけれど、内容からは逆に理性の可能性を感じる。
本書が取り上げている一つ一つのトピック――コペンハーゲン解釈、囚人のジレンマ、社会的意思決定の矛盾、クレタ人のパラドックス、不完全性定理など――は、目新しいものではない。
ただ、本書ではこれらのトピック間の関連を示している。この関連が新鮮だ。
今まで個別の知識としては持っていたこれらの内容が、こんな風につながっているとは思わなかった。そもそもつながっていると考えたことさえなかった。
タイトルには『不可能性・不確定性・不完全性』と否定的な言葉が並んでいるけれど、内容からは逆に理性の可能性を感じる。
本書が取り上げている一つ一つのトピック――コペンハーゲン解釈、囚人のジレンマ、社会的意思決定の矛盾、クレタ人のパラドックス、不完全性定理など――は、目新しいものではない。
ただ、本書ではこれらのトピック間の関連を示している。この関連が新鮮だ。
今まで個別の知識としては持っていたこれらの内容が、こんな風につながっているとは思わなかった。そもそもつながっていると考えたことさえなかった。