『彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?』を読んだ。
森博嗣の新シリーズ。シリーズ名は浮遊工作室 (ミステリィ制作部)によると、Wシリーズ。walk-alone (ウォーカロン) の頭文字から取っているのかな?
ウォーカロンといえば百年シリーズ。想像していたより、つながりが直接的だった。自分でもすぐに思い当たるくらい。いろいろと記憶がポンコツなので百年シリーズを読み返したくなる。その前に未読の『赤目姫の潮解』か。前2巻を文庫で買ったので、これも文庫で欲しいのだけれど、なかなか文庫化してくれない。だいたい2~3年後に文庫化されるようなので、2013年に単行本として出版された『赤目姫の潮解』が文庫化されるのは来年あたりだろうか。
本作は、SFエンターテインメントの形をしているけれど、作中で交わされる人間・思考・意識を巡る会話は思弁的。自分と他人とか、人間とそれ以外を区別しているのは、なんだろうか? そう考える一方で、それがなんであれ、社会的にどれくらい受け入れられるだろうか? とも想像する。AI効果という言葉があるくらいだから、大きな反発が生まれることが容易に想像できる。
でも、合理性や便利さに押し流されて、気がついたら引き返せないところまで行ってしまっている予感がする。強く反発する人に届くころには、大勢は決まってしまっている。
森博嗣の新シリーズ。シリーズ名は浮遊工作室 (ミステリィ制作部)によると、Wシリーズ。walk-alone (ウォーカロン) の頭文字から取っているのかな?
ウォーカロンといえば百年シリーズ。想像していたより、つながりが直接的だった。自分でもすぐに思い当たるくらい。いろいろと記憶がポンコツなので百年シリーズを読み返したくなる。その前に未読の『赤目姫の潮解』か。前2巻を文庫で買ったので、これも文庫で欲しいのだけれど、なかなか文庫化してくれない。だいたい2~3年後に文庫化されるようなので、2013年に単行本として出版された『赤目姫の潮解』が文庫化されるのは来年あたりだろうか。
本作は、SFエンターテインメントの形をしているけれど、作中で交わされる人間・思考・意識を巡る会話は思弁的。自分と他人とか、人間とそれ以外を区別しているのは、なんだろうか? そう考える一方で、それがなんであれ、社会的にどれくらい受け入れられるだろうか? とも想像する。AI効果という言葉があるくらいだから、大きな反発が生まれることが容易に想像できる。
でも、合理性や便利さに押し流されて、気がついたら引き返せないところまで行ってしまっている予感がする。強く反発する人に届くころには、大勢は決まってしまっている。