『キングスマン』(原題 "Kingsman: The Secret Service")を観てきた。眼鏡でスーツのジェントルマンがスパイで、スマートでヴァイオレントだった。そしてシリアスでシニカル。紳士的なシーンと暴力的なシーンとのギャップとか、暴力的なシーンの容赦なさが、タランティーノ作品に似た雰囲気。
大筋としては、貧困に苦しむ青年エグジーが、〈キングスマン〉の一員ハリーにスカウトされて、最後には世界を救うというよくある流れ。よく言えば王道。悪く言えばありきたり。
流れが分かっていても、最初はブルゾンにキャップでうだつの上がらないエグジーが、最後にはスーツを着こなすスパイに成長していく過程には、引き込まれる。そして、それを裏で支えるハリーが紳士。
この映画が成長譚であることは、冒頭でハリーからエグジーに投げかけられるメッセージが象徴している。
と、ここまでなら、非常にジェントルな話なのだけれど、アクションシーンはヴァイオレント。クライマックスでは、大乱闘というか大量虐殺まである始末。死に方も大仰で、音楽と相まってシニカルなジョークという感さえある。前半とは打って変わったブラックさが爽快だった。
ハリー、格好良かったなぁ。
最後にメモ。原作者あるいは監督が同じ作品。
大筋としては、貧困に苦しむ青年エグジーが、〈キングスマン〉の一員ハリーにスカウトされて、最後には世界を救うというよくある流れ。よく言えば王道。悪く言えばありきたり。
流れが分かっていても、最初はブルゾンにキャップでうだつの上がらないエグジーが、最後にはスーツを着こなすスパイに成長していく過程には、引き込まれる。そして、それを裏で支えるハリーが紳士。
この映画が成長譚であることは、冒頭でハリーからエグジーに投げかけられるメッセージが象徴している。
「マナーが紳士を作るんだ」/ "Manner maketh man."このメッセージは形を変えて繰り返し現れる。『マイ・フェア・レディ』や『プリティ・ウーマン』のタイトルが出てきたときには笑ってしまった。
と、ここまでなら、非常にジェントルな話なのだけれど、アクションシーンはヴァイオレント。クライマックスでは、大乱闘というか大量虐殺まである始末。死に方も大仰で、音楽と相まってシニカルなジョークという感さえある。前半とは打って変わったブラックさが爽快だった。
ハリー、格好良かったなぁ。
最後にメモ。原作者あるいは監督が同じ作品。
- Wanted: 原作者が同じ
- Kick-Ass: 原作者・監督が同じ
- Kick-Ass 2: 原作者が同じ
- X-Men: First Class: 監督が同じ