『人を動かす対話術』を読んだ。精神科医である著者が、アプローチごとの対話術を全七章にまとめた一冊。
と、ダメ出しばかりだと滅入る(これも「プロブレム・トーク」として問題視されている)ので、最後によいところに目を向けてみる。相対評価だけれど、受け止め方を変えるアプローチはできている気がする。ここはしっかりキープしていきたいところ。
- 第一章 心を開くアプローチ
- 第二章 問題を解決するアプローチ
- 第三章 人を動かすアプローチ
- 第四章 受け止め方を変えるアプローチ
- 第五章 自己否定を克服するアプローチ
- 第六章 不安定な愛着の人へのアプローチ
- 第七章 行動と環境に働きかけるアプローチ
一生懸命説得すればするほど、逆のことが起きてしまうことも珍しくない。ざっとマーカーを引いたところを振り返ったら、他に少なくとも4ヶ所見つかった。
生真面目な人ほど、問題点があると、それを指導して正さねばと思いがちだが、それではうまくいかないから、挫折と転落を重ねているとも言える。
両価的葛藤に陥っている人に、~しなさいとか、~してはダメだと結論をアドバイスしても、それはあまり役に立たない。
(註:よくある悪いパターンの)第二に、理屈や権威で説得しようとする、あるいは、こちらの考えや価値観を押しつけようとすることである。
③こうしたかかわり方(註:認知認証戦略)で、なぜ人は変わり始めるのか。正攻法で正しいことを教えようとしてしまう人には、腑に落ちないかもしれない。真面目さや一生懸命さが、想像以上に相手の安心を脅かしていることがあると、改めて思い知らされた。馬鹿正直・クソマジメなのは考え物くらいには思っていたけれど、考え直した方が良さそうだ。
と、ダメ出しばかりだと滅入る(これも「プロブレム・トーク」として問題視されている)ので、最後によいところに目を向けてみる。相対評価だけれど、受け止め方を変えるアプローチはできている気がする。ここはしっかりキープしていきたいところ。