『ねじまき少女』を読んだ。
このSF小説が描く世界では、『地球最後の日のための種子』(感想)でスコウマンが危惧していた自体が起こってしまっている。
この世界では、疫病が蔓延しているため、遺伝子を組み換え耐性を持たせた植物しか育たない。
それらの植物は、カロリー企業と呼ばれる一部の私企業が寡占しているけれど、舞台となっているタイは独自の遺伝子バンクと厳しい輸入規制などにより、カロリー企業の影響を軽減している。
今住んでいる日本は現時点で既に食糧自給率が低いからか、そんなムキにならんでも、と思わないでもない。
遺伝子組み換え技術が発達している一方で、枯渇した化石燃料の代替エネルギーのゼンマイのエネルギー効率が低いため、普及している動力源が遺伝子を組み換えた象(メゴドント)だったり家庭用燃料がメタンだったりと、現在の技術と比較するとアンバランスな感じ。
原発問題がまだ解決していない今読むと、こちらの方が気になってしまう。
なぜこうなったんだろう?
カロリー企業の強大さを強調するという演出上の理由は、すぐ思いつく。
メゴドントに与える飼料も、遺伝子を組み換えられている。
でも、技術的な必然性が思い浮かばない。
このSF小説が描く世界では、『地球最後の日のための種子』(感想)でスコウマンが危惧していた自体が起こってしまっている。
この世界では、疫病が蔓延しているため、遺伝子を組み換え耐性を持たせた植物しか育たない。
それらの植物は、カロリー企業と呼ばれる一部の私企業が寡占しているけれど、舞台となっているタイは独自の遺伝子バンクと厳しい輸入規制などにより、カロリー企業の影響を軽減している。
今住んでいる日本は現時点で既に食糧自給率が低いからか、そんなムキにならんでも、と思わないでもない。
遺伝子組み換え技術が発達している一方で、枯渇した化石燃料の代替エネルギーのゼンマイのエネルギー効率が低いため、普及している動力源が遺伝子を組み換えた象(メゴドント)だったり家庭用燃料がメタンだったりと、現在の技術と比較するとアンバランスな感じ。
原発問題がまだ解決していない今読むと、こちらの方が気になってしまう。
なぜこうなったんだろう?
カロリー企業の強大さを強調するという演出上の理由は、すぐ思いつく。
メゴドントに与える飼料も、遺伝子を組み換えられている。
でも、技術的な必然性が思い浮かばない。