『マルドゥック・フラグメンツ』を読んだ。
本書はマルドゥック・シリーズの短篇集。
6篇の短篇と、インタビュウ記事と、『事件屋稼業』(『マルドゥック・スクランブル』の初期原稿)の冒頭部で構成されている。
短篇は書き下ろしが1篇で、残り5篇とインタビュウ記事は雑誌で発表済み。『事件家家業』は初発表だけれど、それは初期原稿だからであって、『マルドゥック・スクランブル』として出版されている。
自分は雑誌は読んでいないので、ありがたい。
でも、前菜ばかり出てくる印象。
6篇中3篇はいわば予告編だし、インタビュウ記事にも次作『マルドゥック・アノニマス』への言及があるし、『事件屋稼業』も冒頭部しか掲載されていない。
『マルドゥック・アノニマス』の購買意欲をそそるという意味では成功しているかもしれないけれど、本書単体には物足りなさを感じる。
既刊の『マルドゥック・スクランブル』、『マルドゥック・ヴェロシティ』を読み返したくなる。特に、スクランブル。
『完全版』、買おうかな。
本書はマルドゥック・シリーズの短篇集。
6篇の短篇と、インタビュウ記事と、『事件屋稼業』(『マルドゥック・スクランブル』の初期原稿)の冒頭部で構成されている。
短篇は書き下ろしが1篇で、残り5篇とインタビュウ記事は雑誌で発表済み。『事件家家業』は初発表だけれど、それは初期原稿だからであって、『マルドゥック・スクランブル』として出版されている。
自分は雑誌は読んでいないので、ありがたい。
でも、前菜ばかり出てくる印象。
6篇中3篇はいわば予告編だし、インタビュウ記事にも次作『マルドゥック・アノニマス』への言及があるし、『事件屋稼業』も冒頭部しか掲載されていない。
『マルドゥック・アノニマス』の購買意欲をそそるという意味では成功しているかもしれないけれど、本書単体には物足りなさを感じる。
既刊の『マルドゥック・スクランブル』、『マルドゥック・ヴェロシティ』を読み返したくなる。特に、スクランブル。
『完全版』、買おうかな。