『となりの車線はなぜスイスイ進むのか?』を読んだ。今年もゴールデンウィークで渋滞に巻き込まれて、なんでこんなことになっているんだ? と思ったのがキッカケ。
なんてことはない。答えは単なる気のせいらしい。渋滞中では、どの車線もほぼ同じペースで進むとのこと。
そんなことはない、実際に何台も先に行っているじゃないか、と思うかも知れない。確かにそうだろう。沢山の車に追い越されていったのを覚えている。でも、それは他の車から見た場合も同じだ。自分も、同じだけ追い越している。抜きつ抜かれつしているのに、抜かれていることだけが印象に残っているだけらしい。
思い当たる節はある。さっき前に行ったと思っていた車が、いつの間にかまた隣にいるなんてことがある。でも、何だか腑に落ちないのは、心理学では損失回避として知られている傾向の影響とのこと。行動経済学でいうプロスペクト理論のことだろうか。つまり「逃した魚は大きい」と思っているだけ。
ところで、タイトルに渋滞を掲げているけれど、本書のメインテーマは、安全だ。安全というと、自分はABSやエアバッグ、車間距離センサなどの技術的解決を連想する。けれど、事故の原因の90%以上は、車の異常でも、道路の不良でも、天気でもなく、人間に関する要因らしい。本書を読むと、それがよく分かる。
渋滞に関して言えば、発生するのは交通量が増えすぎたからだし、巻き込れたらイライラするけれど、その交通量の一部が渋滞に巻き込まれている自分だ。道路を増したところで、さらに車が増えるのが関の山。
なんてことはない。答えは単なる気のせいらしい。渋滞中では、どの車線もほぼ同じペースで進むとのこと。
そんなことはない、実際に何台も先に行っているじゃないか、と思うかも知れない。確かにそうだろう。沢山の車に追い越されていったのを覚えている。でも、それは他の車から見た場合も同じだ。自分も、同じだけ追い越している。抜きつ抜かれつしているのに、抜かれていることだけが印象に残っているだけらしい。
思い当たる節はある。さっき前に行ったと思っていた車が、いつの間にかまた隣にいるなんてことがある。でも、何だか腑に落ちないのは、心理学では損失回避として知られている傾向の影響とのこと。行動経済学でいうプロスペクト理論のことだろうか。つまり「逃した魚は大きい」と思っているだけ。
ところで、タイトルに渋滞を掲げているけれど、本書のメインテーマは、安全だ。安全というと、自分はABSやエアバッグ、車間距離センサなどの技術的解決を連想する。けれど、事故の原因の90%以上は、車の異常でも、道路の不良でも、天気でもなく、人間に関する要因らしい。本書を読むと、それがよく分かる。
渋滞に関して言えば、発生するのは交通量が増えすぎたからだし、巻き込れたらイライラするけれど、その交通量の一部が渋滞に巻き込まれている自分だ。道路を増したところで、さらに車が増えるのが関の山。