〈八世界〉全短編1『汝、コンピューターの夢』と〃2『さようなら、ロビンソン・クルーソー』を読んだ。3には続かない。この2冊に収録されている全13篇で、〈八世界〉全短編。
収録順は発表順とのこと。読み進めるにつれ印象が暗くなるのは、作者の心境の変化のせいか。
多少の好き嫌いはあったけれど、かえって〈八世界〉の豊かさにつながったりして、全編たのしませてもらった。
自分の好みは前半。1の表題作『汝、コンピューターの夢』なんかど真ん中。『順列都市』や『閉鎖都市巴里』を連想する。
1970年代の作品だけれど、設定に古さを感じない。むしろラジカル。性別変更なんて序の口の身体改造とか、人間と一蓮托生となる意識のある植物〈共生者(シンブ)〉とか。意識のバックアップをクローンにインストールする形での不死とか。
収録順は発表順とのこと。読み進めるにつれ印象が暗くなるのは、作者の心境の変化のせいか。
多少の好き嫌いはあったけれど、かえって〈八世界〉の豊かさにつながったりして、全編たのしませてもらった。
自分の好みは前半。1の表題作『汝、コンピューターの夢』なんかど真ん中。『順列都市』や『閉鎖都市巴里』を連想する。
1970年代の作品だけれど、設定に古さを感じない。むしろラジカル。性別変更なんて序の口の身体改造とか、人間と一蓮托生となる意識のある植物〈共生者(シンブ)〉とか。意識のバックアップをクローンにインストールする形での不死とか。