「『ジョジョリオン7』を読んだよ。6巻に引き続きなかなか話が進まなくてもどかしい」
「そんなに進まなかったんですか」
「うん。6巻の最後にチラリと姿を見せたあの男がスタンド攻撃を仕掛けてきたり、憲助がその正体に気が付いたりするんだけれど、謎はむしろ増えるばかり」
「それで一冊?」
「そうなんよ。これだけ進みが遅いと欲求不満が。詰まらないことはなくて、むしろ面白かったんだけれど」
「面白かったならいいじゃないですか。というより進んでいるだけいいじゃないですか。期待していた話と全然違うエピソードが始まったりしてないだけ」
「そだね、続きを座して待とう。憲助が本人もスタンドも格好良かったので、今後の活躍に期待だ」
「〈キング・ナッシング〉なんて、ボスとして立ちはだかったりしそうなスタンド名ですね」
「5部のボスのスタンド〈キング・クリムゾン〉を思い出すよね。でも、動きは7部の〈オー! ロンサム・ミー〉を思い出す」
「分解して伸びるところが似ていますよね」
「能力はボスっぽくないよなぁ」
「言い出しておいてなんですけれど、東方家はみんなスタンド名に〈キング〉入っているから今更ですよね」
「ボスになり得るとしたら、憲助か今のところ目立った場面のない常敏かなぁ」