『スロー・ラーナー』 を読んだ。 本作は、トマス・ピンチョンの短篇集 『重力の虹』は読み切れなかったけれど、短篇集なら読み切れるかと思い手に取った。 収録されているのは、次の5作品。 "The Small Rain" "Low-Lands" "Entropy" "Under the Rose" "The Secret Integration" 乱暴にまとめると、段々楽しくなってきた。 前半の"The Small Rain"や"Low-Lands"は、よく分からなかった。 "Entropy"と"Under the Rose"は、分からなさは減ったけれど、まだいまいち楽しめず。 最後の"The Secret Integration"は良かった。面白かったと思えた。 単に慣れてきただけかもしれない。 つまり、何だか意味深げだけど、いちいち深く考えたら進めないと悟っただけかもしれない。 長編に再挑戦したいけれど、どれも長くて厚くて重いから、持ち歩きづらいのがネック。 主な読書時間が移動中なので、持ち歩けないとなかなか読み進められない。 次は、中篇『競売ナンバー49の叫び』か、長編とは言え一冊に収まっている『ヴァインランド』にしようかな。