『死ねばいいのに』を読んだ。
死にたくなった、は言い過ぎ。死んでないで、こうしてエントリィを書いている。
でも、嫌な気持ちにはなった。
と言うのも、「死ねばいいのに」と言われる登場人物に、自分と共通する部分を見てしまったから。
と同時に、そんなことで死ぬこともないだろう、とも思う。
言われる理由が、あまりにありふれている。
それでも、うとましく思われる可能性を想像できてしまうから、自己啓発に対する強迫観念が生まれるのだろうな、と想像する。
いずれにせよ、読んでいるうちに理解が揺らぐところは、面白い本だと思う。
特に第6章は、ミステリー的転回が感じられて、読むのを止めるタイミングがなかった。
ただ、内容とは関係ない点で、気になった点が一つ。
この第6章だけは小説現代の連載にはない書き下ろしだったのは、あざといと思う。
自分は単行本でしか読んでいないので想像だけれど、連載を追っていた人は損した気分になるんじゃないだろうか。
最後に余談。
何回も「死ねばいいのに」とタイプしていたら、マキシマム・ザ・ホルモンの『ぶっ生き返す!!』を思い出した。
タイトルのインパクトがいい勝負。
死にたくなった、は言い過ぎ。死んでないで、こうしてエントリィを書いている。
でも、嫌な気持ちにはなった。
と言うのも、「死ねばいいのに」と言われる登場人物に、自分と共通する部分を見てしまったから。
と同時に、そんなことで死ぬこともないだろう、とも思う。
言われる理由が、あまりにありふれている。
それでも、うとましく思われる可能性を想像できてしまうから、自己啓発に対する強迫観念が生まれるのだろうな、と想像する。
いずれにせよ、読んでいるうちに理解が揺らぐところは、面白い本だと思う。
特に第6章は、ミステリー的転回が感じられて、読むのを止めるタイミングがなかった。
ただ、内容とは関係ない点で、気になった点が一つ。
この第6章だけは小説現代の連載にはない書き下ろしだったのは、あざといと思う。
自分は単行本でしか読んでいないので想像だけれど、連載を追っていた人は損した気分になるんじゃないだろうか。
最後に余談。
何回も「死ねばいいのに」とタイプしていたら、マキシマム・ザ・ホルモンの『ぶっ生き返す!!』を思い出した。
タイトルのインパクトがいい勝負。