『ブレーキング・ボックス』を読んだ。
『日経ビジネスAssoci´e』での連載のディレクターズカット版かつ連載のテーマが緩かったせいか、テーマが多岐に渡っている。
記憶に残っているだけで、M&A、ヴェンチャーキャピタル、金融、ビジネスプラン、知的所有権、会計、ストックオプション、CSR、インダストリアルデザインが思い浮かぶ。
自分にとって印象的だったのが、ストックオプションとCSRに関する話。
非情に乱暴な表現だと思うけれど、株主は有限の責任しか負っていないにも関わらず無限の対価を要求していると感じた。
株で大損したという話はあると思うけれど、購入から売却のスパンで見れば、購入金額以上の損失はない。
(機会損失は別にあるけれど、それは投資先を定めた株主の責任範囲だと思う。自分が気がつく範囲では企業は機会損失を消費者に補償しない)。
ストックオプションと称して、経営者の利害を株主に近づけようとしているように見える。
その上、永遠の右片上がりの成長を要求しているように見える。
それから、株主にとってCSRに相当する概念って何だろう、とも思う。
企業がCSRを負うなら、企業の経営に関与できる株主にも何らかの責任が生じるだろう、とナイーブに推測する。
でも、企業責任を問われているのを見かけても、株主責任を問われいているのは見かけない。
そんな酷いことをする企業に、活動を許すだけの資金を提供していた株主は同罪だ、という主張を見かけた記憶がない。
不思議だなぁ。
分かっている人にとっては不思議じゃないのかも知れないけれど、少なくとも自分とっては。
『日経ビジネスAssoci´e』での連載のディレクターズカット版かつ連載のテーマが緩かったせいか、テーマが多岐に渡っている。
記憶に残っているだけで、M&A、ヴェンチャーキャピタル、金融、ビジネスプラン、知的所有権、会計、ストックオプション、CSR、インダストリアルデザインが思い浮かぶ。
自分にとって印象的だったのが、ストックオプションとCSRに関する話。
非情に乱暴な表現だと思うけれど、株主は有限の責任しか負っていないにも関わらず無限の対価を要求していると感じた。
株で大損したという話はあると思うけれど、購入から売却のスパンで見れば、購入金額以上の損失はない。
(機会損失は別にあるけれど、それは投資先を定めた株主の責任範囲だと思う。自分が気がつく範囲では企業は機会損失を消費者に補償しない)。
ストックオプションと称して、経営者の利害を株主に近づけようとしているように見える。
その上、永遠の右片上がりの成長を要求しているように見える。
それから、株主にとってCSRに相当する概念って何だろう、とも思う。
企業がCSRを負うなら、企業の経営に関与できる株主にも何らかの責任が生じるだろう、とナイーブに推測する。
でも、企業責任を問われているのを見かけても、株主責任を問われいているのは見かけない。
そんな酷いことをする企業に、活動を許すだけの資金を提供していた株主は同罪だ、という主張を見かけた記憶がない。
不思議だなぁ。
分かっている人にとっては不思議じゃないのかも知れないけれど、少なくとも自分とっては。