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1月, 2011の投稿を表示しています

デカーデカー

『ハイブリッド刑事』( 公式サイト )を観てきた。 トヨタの全面スポンサーにより、無料上映。 思い切っていると思う。 というわけで、作中でトヨタを称えまくる。 プロダクト・プレイスメントのような間接的な広告ではない。 一部をCMとして切り取っても、違和感がないくらいあからさま。 でも、『秘密結社 鷹の爪』と変わらないシュールさ加減だからか、嫌みに感じない。 無料で観ているから、CMに対して寛容な気分になれたのかもしれない。 上映前のCMや本編でのブランドロゴの大写しより抵抗が少なかった。

泣きっ面に

『グリーン・ホーネット』( 公式サイト )を観てきた。 主人公ブリットのドラ息子っぷりと、相棒カトーに投影された誤った東洋イメージが面白い。 カトー(ケイトーと聞こえた)という名前で、出身は上海。 それはまだしも、ブリットは、上海は日本だと思っている。 感動とか教訓とかその類のものはない。 下らなくて良かった。

よつばとバトル

『よつばと リボルテック』 を買った。 再販していたのをたまたま見かけて、今度は売り切れる前に、と思いその場で購入。 こんな好戦的なポーズをつけているけれど、見ていると和む。 買って良かった。

風食動物

『テオ・ヤンセン展』( 特設サイト )を観てきた。 『テオ・ヤンセン:新たな生物の創造 | Video on TED.com』 で動画を見て気になっていたところに、 Make: Tokyo Meeting 06 で本展示の開催を知った。 それから、約2ヶ月。ようやく行けた。 巨大なビーストが動く様は、動画で見るより目の前で実物が動いているのを見る方が、ずっと映える。 ほぼ単一の素材で作られており、力学的な構造のみで動いているというのに驚いた。 エネルギー源は風。「風食動物」というビーストの別名は、これに由来する。 これらの制約はテオ・ヤンセンの生物の捉え方による。 本展示では、どのように捉えているかも説明されており、これはこれで面白かった。 例えば、ビーストが単一の素材から作られているのは、生物がタンパク質から構成されているのを反映しているらしい。。 それから、力学的な構造のみで動かしている理由は、ビーストを自律させるため。 元々コンピュータプログラムとして人工生命を表現していたけれど、それでは人為的に電力を供給し続ける必要がある。 プログラムを捨てて力学的な構造で表現するようになった他の理由を想像すると面白い。 自分は、環境の影響を受けられるようにしたかったんだと思う。 プログラムは閉じている。プログラム外の影響で変化したりはしない。 対照的に、生物は環境に開かれていて、環境からの影響で変化していく。 写真は風食動物の一体、"Animaris Siamesis"。 全長20~30メートルあり、風を溜め込み、水を避けて動く。 本展示で実際に動いているところを見られる。

ぞくぞく貴族

『貴族グレイランサー』 を読んだ。 本書は、『吸血鬼ハンターD』シリーズのスピンオフ作品。 『悪夢村』 に登場したグレイランサーが主人公。 それから、 『妖殺行』 に登場したマイエルリンクも登場する。 新鮮さのおかげか、最近のDより面白かったように思う。 どう続いていくのか楽しみ。

地道にコツコツできるコツは未知

『電脳日本語論』 を読んだ。 本書はアスキーに連載されていたATOK関係者へのインタビュー記事を単行本化したもの。 もっとも印象的だったのは次の遣り取り。 高本 地道に コツコツというと、知らない人は誤解するんじゃないかと思う。誰にでもできるのではないかと。 鳥飼 ところが、そうじゃないんです。職人芸なんですよ。 何となく思い当たる節はある。 時間さえかければできることは、意外とできない。 時間がない、というのは大概言い訳に過ぎなくて、記録をつけて振り返ってみるとまず間違いなく時間はある。 それからできない理由はもう一つあると思う。 時間をかけないとできない大事なことと、時間をかけなくてもできる些細なこととがあったら、多分後者をやってしまう。 どうしてだろう? 大事なことと確信できないからか? 時間をかけた後に、後悔したくないからか?

Q&Q

『私と悪魔の100の問答』 を読んだ。 タイトルに「問答」とあるけれど、常に答えがあるとは限らない。 問いがあれば答えがあると思うのは、素直に過ぎる。 本書を読んでいると、思考は、「常識」とか「空気」とか「規範」とか「当たり前」とかそういう類のものに、随分制約されているなぁと思う。 それも、理由も根拠も必然性もないのに、誰に強制されるでもなく、自ら学習して課していると思う。 いちいち考え込んでいたら、生きていけないという理由はあるかもしれない。

可愛い子には

『キノの旅 14』 を読んだ。 寓話的な雰囲気は薄れ、今の社会の話題を直接連想する国の話がちらほら。 たとえば、都条例を連想する話があった。 いずれもオチは『キノの旅』らしく、シニカルというか批判的というか。 本編ではそういう色が濃かった反動か、プロローグ・エピローグがいつになく爽やかに感じた。 個人的にはもう少し寓話的な雰囲気の好み。 そういうのは、『~が運ばれてくるまでに』でシリーズ化していくのかな。 ちょうど、2冊目の 『夜が運ばれてくるまでに』 が先日出たところだし。

とある設計の法則目録

9月に買った 『Design rule index―デザイン、新・100の法則』 をようやく読み終えた。 いつの間にか4ヶ月も経っていたことに驚く。 大概の本は買ってから1ヶ月も経たないうちに読み終えるので、こんなにかかるのは珍しい。 『[第2版]― デザイン、新・25+100の法則』 が発売されたから、売り払って買い換えたいけれど、それを除けば手元に置いておきたい1冊。 リファレンスとして、とても使い易い。 まず、法則に網羅性があるように見える。色んな分野から集められている。 それから、各法則の説明は、見開き2ページとコンパクトにまとまっている。 さらに、同意語・出典・関連する他法則が記載されているから、関連情報を容易に引き出せる。 ちなみに 出版社の書籍紹介 によると第2版で追加された25の法則は下記の通り。 擬人化形状 エリア・アラインメント(領域配列) バイオフィリア効果 カテドラル効果 輪郭線バイアス 連合チームによるデザイン 希望線 凍結・逃走・闘争・放棄 ホラー・ヴァキュイ(空間恐怖) 狩猟本能と養育本能 非注意性盲目 MAYA段階 NIH症候群(自前主義) ナッジ ペルソナ プライミング 命題密度 赤の効果 ロゼッタ・ストーン 希少性 スティッキー性 不気味の谷 ヴェブレン効果 視空間での共鳴 わび・さび 聞いたことがあるのは、13. NIH症候群(自前主義) 、15. ペルソナ、22. 不気味の谷、25. わび・さびの4つくらい。 やっぱり買い直そうかな……。

contd

『ブギーポップ・アンノウン』 を読んだ。 偶然だけれど、最近読んだ 『死ねばいいのに』 ( 感想 )や 『自殺うさぎの本』 ( 感想 )と同じく、生き死にについて書いている。 「人間の究極の願望は、実はもう叶ってしまている――誰でも思っている。いつでもそう考えて続けている――"生きていたい"と」 確かに、"生きていたい"とか"もう死にたい"とか考えられるということは、もう生きてしまっているということで、今まで生きていたことを今更なかったことには出来ない。 でも中には、"生きたくない"けれど"死にたくもない"という人もいて、 『生きることも死ぬこともイヤな人のための本』 なんて本もある。 どうしたもんだろうか? なんて考えている間も生き続けている。

Noside, Suicide

『自殺うさぎの本』 を読んだ。 読んだと言うよりは、眺めたの方が正確。 絵本だから字がほとんどない。 けれど、子供向けではない。 絵から色々と想像を膨らませる本だと思う。 絵は一種類しかない。自殺うさぎが必死に自殺しようとする様が続き、他には何もない。 そのバリエーションにが呆れると同時に感心する。 どれもあまりに必死なので、「そこまでしなくても」と思う。 それから、とんでもない回りくどさに「どういうことか?」と疑問が生じ、分かったときに「そういうことか」と思ってしまう。 不思議な本だなぁ。 ちなみに 『死ねばいいのに』 ( 感想 )を読んだのとは関係ない。

良いも悪いもない

『死ねばいいのに』 を読んだ。 死にたくなった、は言い過ぎ。死んでないで、こうしてエントリィを書いている。 でも、嫌な気持ちにはなった。 と言うのも、「死ねばいいのに」と言われる登場人物に、自分と共通する部分を見てしまったから。 と同時に、そんなことで死ぬこともないだろう、とも思う。 言われる理由が、あまりにありふれている。 それでも、うとましく思われる可能性を想像できてしまうから、自己啓発に対する強迫観念が生まれるのだろうな、と想像する。 いずれにせよ、読んでいるうちに理解が揺らぐところは、面白い本だと思う。 特に第6章は、ミステリー的転回が感じられて、読むのを止めるタイミングがなかった。 ただ、内容とは関係ない点で、気になった点が一つ。 この第6章だけは小説現代の連載にはない書き下ろしだったのは、あざといと思う。 自分は単行本でしか読んでいないので想像だけれど、連載を追っていた人は損した気分になるんじゃないだろうか。 最後に余談。 何回も「死ねばいいのに」とタイプしていたら、マキシマム・ザ・ホルモンの 『ぶっ生き返す!!』 を思い出した。 タイトルのインパクトがいい勝負。

這いよった

『這いよれ!ニャル子さん 6』 を読んだ。 相変わらずのラブ(クラフト)コメ(ディ)振り。 でも、ちょっとだけシリアスな場面もあって、ニャル子の新しい側面も。 こういうギャップがあると素敵に見えるから危ない。 伏線は「前に教授が連れてきた子」だったと思っていたけれど、見事に外した。 次巻に出てきたりしないかな?

骸骨背広

『P.O.P ワンピース STRONG EDITION ブルック』を買ってしまった。 骸骨がスーツを着ているところが、他人とは思えない。 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』 のジャック・スケリントンも好きだし、この組み合わせが好きみたい。

アンチ・ブレーキロック

『ブレーキング・ボックス』 を読んだ。 『日経ビジネスAssoci´e』での連載のディレクターズカット版かつ連載のテーマが緩かったせいか、テーマが多岐に渡っている。 記憶に残っているだけで、M&A、ヴェンチャーキャピタル、金融、ビジネスプラン、知的所有権、会計、ストックオプション、CSR、インダストリアルデザインが思い浮かぶ。 自分にとって印象的だったのが、ストックオプションとCSRに関する話。 非情に乱暴な表現だと思うけれど、株主は有限の責任しか負っていないにも関わらず無限の対価を要求していると感じた。 株で大損したという話はあると思うけれど、購入から売却のスパンで見れば、購入金額以上の損失はない。 (機会損失は別にあるけれど、それは投資先を定めた株主の責任範囲だと思う。自分が気がつく範囲では企業は機会損失を消費者に補償しない)。 ストックオプションと称して、経営者の利害を株主に近づけようとしているように見える。 その上、永遠の右片上がりの成長を要求しているように見える。 それから、株主にとってCSRに相当する概念って何だろう、とも思う。 企業がCSRを負うなら、企業の経営に関与できる株主にも何らかの責任が生じるだろう、とナイーブに推測する。 でも、企業責任を問われているのを見かけても、株主責任を問われいているのは見かけない。 そんな酷いことをする企業に、活動を許すだけの資金を提供していた株主は同罪だ、という主張を見かけた記憶がない。 不思議だなぁ。 分かっている人にとっては不思議じゃないのかも知れないけれど、少なくとも自分とっては。

正しく正義

『猫物語 (黒)』 を読んだ。 本作は、『化物語』、『傷物語』、『偽物語』に続くシリーズ4作目。 この物語は、正義に関する物語だった。 正義が役に立つことは少ないと思う。 議論に勝つには役立つだろう。正論は強い。 しかし、論破したところで相手が変わるかというと、そうではないだろう。 面従腹背になると思う。 ところで、正義は暴力的だと思う。 既知の情報から構成された正義は、未知のものを邪悪に割り振ることになる。 また未知のものを理解しようとはしない。理解すれば、正義が揺らぐ。 『○○的に正しい』 で書いた通り文脈を限定した上での正しさは有用だと思う。

とことんトロン

"Tron: Legacy"を観てきた。 サントラ をDaft Punkが手がけていたことは知っていたけれど、出演までしていたとは。 後で登場シーンを調べてみたら、予想通りの箇所だった。 あのままPVにしても違和感がないくらいばっちり登場している。 と言うわけで、映像と音楽が心地よい映画だった。 それから、ヒロインのクオラやバイクが素敵。 ストーリーは緻密でも目新しくもなかったけれど満足。 捻りのあるストーリーが好きだけれど、Disney映画にそれを期待するのはお門違いだろう。 ちなみに、写真は BE@RBRICK Series 21 のDaft Punk Tron:Legacy。

ヘッドホン再買い換え

ヘッドホン(RP-HJE150)が壊れた。 右側の音がコードの位置によって鳴ったり鳴らなくなったりしていて、気持ち悪い。 使い始めてほぼ9ヶ月。 買い換えた時のエントリィ 『ヘッドホン買い換え』 では、「1年くらいは保って欲しいな」と言っていたけれど、3ヶ月届かず。 そこで、先々代と同じEP-630-BKを注文。 SHE9700と迷ったけれど、Amazon.co.jpやGoogleの検索結果のレビューを調べたら、SHE9700はEP-630-BKより音漏れが大きいということで、残念ながら落選。 混雑した電車内で使うので、音漏れは小さい方が良い。 ちなみに、これまで使ってきたヘッドホンは次の通り。 2007/06/21 PHILIPS SHE7750 Turbo Bass(享年5ヶ月) 2007/11/07 SONY インナーヘッドホン MDR-E931SP B (享年3ヶ月) 2008/02/09 Panasonic ステレオインサイドホン RP-HJE300 (享年12ヶ月) 2009/02/19 Creative ヘッドホン EP-630 ブラックモデル EP-630-BK (享年12ヶ月) 2010/3/20 Panasonic ステレオインサイドホン RP-HJE150 (享年9ヶ月)

ドアップ

『よつばと! 10』 を読んだ。 今回も安定した面白さ。 まだ表紙カバーを外したことがない人は、ぜひ外してみて欲しい。 内容もさることながら、こういう遊びも素敵。

2010-2011

「2010年も終わりやねー」 「ですね」 「今年1年を振り返ってみよう」 「どうでした?」 「Monster Hunter Portable 3rd(以下、MHP3)しかやってへんかったわ」 「残りの11ヶ月はなにしてたんですか……。MHP3の発売日12月1日ですよ?」 「忘れたよ。忘年会より前のことなんて」 「レテの水仕込みのお酒でも出たんですか」 「前向きに生きていこうぜ」 「感謝は忘れない方がいいと思いますよ」 「そだね。というわけで、2010年、Mirror House Annexにお付き合い下さりありがとうございました」 「これからもよろしくお願いいたします」 「よろしくお願いします」