『まちの見方・調べ方』 の続編。『まちの見方・調べ方』が方法編で、この『まちを読み解く』が事例編。それを知ったのは本書のまえがき。当然、前著を読んでいないわけだけれど、気にせず読んでみた。 各地での実践が記載されているはずなので、方法を知らなくてもいくつか読めば何となく当たりがつくだろう。そう思って読み始めたのだけれど、浅はかだった。方法の抽象度が高いのか、初心者には情報が不十分なのか 、さっぱり頭に入ってこない。 〈主な対象読者〉 ・都市工学・建築・土木・歴史など,まちづくりや町の歴史にかかわる学部学生,研究者。 ・実際にまちづくりに関わる行政・自治体の実務者。 ・「まちあるき」に関心を持つ一般読者。 引用元: 「商品の説明」の「出版社からのコメント」 と、一般読者も対象だと言っているけれど、少なくとも自分のようなずぶの素人には厳しかった。向いていないというのもあるかもしれないが、少なくとも1ヶ所あたりの情報量は一般読者向けではないと思う。2段組数ページの論文スタイル。関連分野の学生、研究者、実務者向けなら、これだけの情報から読み解けるのかもしれないけれど。 前著をあたってみようか、どうしようか。何となく、別口からあたった方が入りやすい予感はしつつも、現状とてもモヤモヤした気持ちで、あたってみないことにはスッキリしない気がする。たとえ、結局わからなくても。やっぱり、あたってみようか。